地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・明暗の?8500系とデキ編

2008-09-28 00:06:18 | 大手民鉄 (東急)


 8500系の地方私鉄転出用として正面非貫通改造が行われるなど、東急恩田界隈はまさに風雲急を告げている……のですが、そう思っているのはあくまでファンだけなのかも知れません。むしろ、その日常はごくたま~に入換車が入場車を牽引し、タイフォンと釣掛サウンドを響かせている世界 (*^^*)。一昨日は久しぶりに時間を確保しまして、そんなまったりとした恩田の風景を楽しんで参りました。
 こどもの国線はいつの間にか秋の遠足オンシーズンに突入してしまい、2両編成の車内は良ゐ子の皆様の阿鼻叫喚のるつぼとなっていましたが (子供はキライ……姉の子供を除く ^^;)、恩田のホームは電車の到着直前直後を除いて、いつものように無人の世界。とりあえず、入場中ながらも未だ屋根や床回りが汚れたままの5155F・渋谷寄り4両が外に置かれており「そろそろ中に取り込まれるのだろうか……」と思っていたところ、ををっ! 本当に手旗を持った入換要員の皆様が現れ、デキ3021のパンタが上がり、5155Fを入場線に押し込んだではありませんか! (^o^) 出張以外なかなか遠出できない多忙の中で、こういうスローな入換にドンピシャで遭遇出来ると、ホントに気分が癒されます……。3灯点灯姿のカラス……精悍です (*^^*)。間もなく出る鉄コレ凸型電機を自分で黒く塗って楽しんでみたくなるほど……(^^;)。



 こんな感じで5050系がカラスに牽引されるという、車齢ン十年差の異色の光景が展開している一方、同時に非常に気になったのが、2本の8500系……8622F・8624Fの明暗です。夏真っ盛りに入場したデハ8522は、やけに検査に時間がかかったのは何故??と思いつつも、ついに出場線に姿を現してピカピカな姿となっています。昨年か一昨年あたりに東急がぶち上げた5000系大増強計画は確か、8630F以前の編成は2~3年内にことごとく廃車……としか解釈しようのない内容でしたので、5000系が相次いで新造され続けている中でもこうして検査を受けるということは、5000系新造計画がスローダウンしていることを意味するのでしょうか??
 一方……僅か2番違いのデハ8524は、果たして入場するのか、それともこのまま離脱・廃車なのか、現時点では判然としない状態で留置されたまま……。一番最近インドネシアに向かった8618F (たまたま廃車回送の恩田到着を見届けてしまった……) の場合、余り恩田に長居することなく川崎市営埠頭へ向かいましたので、8624Fがもし廃車であるとすればインドネシアには行かず、8609Fの転出改造が終わるのを待ってテクノシステムへ取り込まれるのかも知れません。
 何はともあれ、ピカピカの8500系と汚れたまま放置されている8500系の対比を目にしてしまうと、8500系の変動もまさに一寸先は闇、何が起こってもおかしくない、という感じがします……。そこで、気になるあの車両の現状については「続きを読む」からどうぞ~。


 外から見た目には約半月前と余り変わらず、まったりと改造中……。車体は持ち上げられています。裾回りの覆いは、この下に既にラインが入っているのを隠しているのか、それとも溶接 (?) 作業中のマスキングなのか……(たぶん後者?)。なお、建物の反対側の門越しに見える車両は、ドアボタン設置穴が既に開けられているようです(少なくとも私にはそう見えました ^^;)。