リンク頂いているプレ坊さんの「ほのぼのBlog」におきまして、廃止をあと半年後に控えた富士・はやぶさを熱く追う企画が相次いでいることに協賛 (?) しまして、一味も二味も濃いぃ (?) カットを蔵出ししてみることにしましょう (^^;
秋の夕暮れはつるべ落とし……という言葉の通り、9月も半ばを過ぎると暗くなるのが急速に早まっているなぁ……と感じます。とくに日陰ともなれば、午後4時を過ぎると動いている列車を撮影するのはISO400でもキツい……。
それに伴って、だいたい夕方5時半頃の東京駅で行われる下り「富士はや」の機回しも、廃止を前に一足早くほぼ撮影不可となってしまいました。余程高感度特性に優れたデジカメを駆使すれば、まだ辛うじて撮影出来るのかも知れませんが、試していませんので分かりません (^^;)。
多くの方がEF66と青い客車の組み合わせに精を上げられている中、何故敢えて客車がぶら下がっていないシーンにこだわったのかと申しますと……個人的にEF66の「昭和な近未来デザイン」を結構気に入っておりまして、そんなEF66と富士はやHM、そして背後の新幹線ホームやビル街との組み合わせを撮ってみたかったからであります (^^;)。
世界の多くの国では、今でも動力集中式列車が一大勢力を保っており、首都を代表する巨大な駅において機関車の機回しが日常的に行われています。それがまたいっそう旅情をかき立て、首都を中心に広がるその国の鉄道網の奥深さを予感させます。しかし日本の場合は、新幹線や動力分散式列車が余りにも成功し、航空網や高速道路網も発達しているがゆえに、そんな便利や効率と引き替えに、ついに首都のビル群の谷間で機回しを行う古き良き光景を永遠に失うことに……。
というわけで、「富士はや」の廃止=東京駅からの定期動力集中式列車の撤退は、ひそかに日本の鉄道史上完全に時代を画する事件だと思い、まだ日が長い梅雨明け頃にこのシーンを記録しておいたのですが、このアングルで撮っていたのは私一人だけ (笑)。それだけに、光量ギリギリな中で何とかうまく決まってガッツポーズでした (^O^)v。なお、午前中の到着時にも一応撮影できますが、HMは反対側となりますので悪しからず (^^;)。