地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急8500系・非軽量鋼体編成の晩秋

2008-12-01 13:13:21 | 大手民鉄 (東急)


 今年も早いものでもう師走。思いだしてもみれば、多忙過ぎて休みも何もあったものではなく、出張ついでや出退勤ついでの僅かな時間に撮り鉄するのがほとんどという悲惨さ……。
 でもそれだけに、日常的に利用している田園都市線の8500系を乗って撮ってかみしめたい……という思いがより強くなっている今日この頃です (^^)。そこで先日……と申しますか、早くも半月前の話となってしまいましたが、田都末端部にて8500系と秋色の雰囲気をからめて撮影してみました。
 周知の通り、今年も5000系大増備の勢いは止まらず、既に日中の東急車の約半分は「走るんです」化されてしまい、これに加えて東武・メトロ車の運用もからみますので、田都の主であったはずの8500系が本当に減ってしまった……という気がします (-_-)。それでも、何事にも気まぐれはつきもの。たま~に8500系が集中的にやって来ることもあるものです (^O^)。そんなタイミングとカメラ片手の撮り鉄態勢がバッチリと噛み合えば、もう何も言うことはありません。ただ「8500万歳!」と心の中で絶叫しながら連写あるのみ! (爆)



 田園都市線といいますと、普段は高級セレブ路線というイメージと超絶メチャ混み路線というイメージが交錯して、あまり自然を感じられる路線ではないという印象がありますが(個人的には「高級セレブ路線」イメージは余り信じておりません。まず利用者の私がセレブではないので ^^;)、線路脇のススキや泡立草、それに色づいたケヤキを組み合わせるとあら不思議、まだまだ宅地開発がされず発展途上だった頃の田園都市線の雰囲気が時を隔てて目の前に現れているような・・・。
 しかし、そんな田園都市線沿線が猛烈な勢いで姿を変えて行った時代の立役者である8500系も、今年は一気に数を減らしてしまい・・・。今回アップしている8623F・8627Fも、来年の今頃果たして走っているのだろうか、もう二度と田都の秋を眺めることもないのだろうか、常夏のジャカルタへ行くのか、それとも全く逆に寒冷な土地で走り始めることになるのだろうか・・・と思うと、たまらなく切なくなるのは私だけでしょうか?