地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

東急恩田通信・師走のデヤサンド編

2008-12-09 00:27:41 | 事業用車両


 東急8500系あらため秩父7000系の第1陣は、既に長津田工場での改造を終え、熊谷貨物ターミナルへの甲種輸送を待つばかりとなっていますが、先週の仕事帰り恩田ウォッチでは偶然にも、恩田を後にして秩父への帰らぬ旅に出る車両たちをデヤがサンドウィッチにしているシーンを目にすることが出来ました (^^)。
 まずは12月3日(水)のこと。例によってこどもの国線に乗って恩田に至ったところ……ををっ、デヤが8500系の中間車2両を挟んでパン上げ状態! しかし、最近恩田で中間車のみが引き回された光景といえば、インドネシア輸出や秩父行き改造のため余剰になった中間車(とくに軽量鋼体車)が、悲しそうな雰囲気とともにゴロゴロとデキ・デワに牽引されていた・・・というのがもっぱらです。恩田構内での入換であれば、わざわざデヤが出動する必要はないはず。そこで「もしやこれは部品取り用として広瀬川原に放置される分ではないか?!」とひらめきまして、改めて観察してみたところ、なるほど、車体部分は決して磨かれておらず、7001・7002Fのような光沢を放っていないものの、少なくとも屋根周りは洗浄されており、現状渡し譲渡を前提とした雰囲気となっていました。
 というわけで、まずは間もなく始まった出発準備入換を観察・激写したのち、県道の踏み切りへ移動! 待つことしばし……デヤサンドの貴重な走行シーンを記録することが出来ました(^^)。この一帯で午後に順光で撮ると、下から見上げるアングルとなって架線柱が入り、下回りもうまく写らないというのが難点。そこで敢えて超逆光撮影を選んだのですが(汗)、まぁうまく写って良かった……。



 いっぽうこちらは12月4日(木)の光景です(2日連続で朝から午前中の勤務だったもので・・・^^;)。非貫通魔改造の先頭車が組み込まれた7002Fがデヤサンドされていますが、この時点ではまさに連結作業中だったことから、「しまった・・・ノンキに昼飯なんか食っていないで早めに来ていれば、デヤが連結されていない非貫通顔を正面から撮ることが出来たのではないか・・・」と後悔しまくり (^^;)。まあ、どうせ明日以降7000系が現役であり続ける限りいくらでも眺められることになりますので、焦る必要はないのかも知れませんが・・・。
 なお、この日は結局デヤが連結されて、正門脇の留置線まで移動しただけで作業終了! 肝心の長津田への移動は目にしておりません。
 それにしても、東急デヤ7200と秩父デハ7002が面と向かって連結されている光景は・・・0と2の位置がちょっと違うだけでよく似た番号の割には両者の雰囲気にギャップがありまくり(笑)。そこらへんがまた、地方私鉄へと旅立つ車両を最後にエスコートするデヤという役者の味わいにもなっているのでしょう。