地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

米軍燃料輸送用タキ1000あらわる

2010-06-02 05:00:00 | 貨物列車 (神奈臨)


 超マイナーで、ほとんどの方の興味を呼び起こさないと思われる話題の第2弾は、緑色の米タンについてでございます……(笑)。既に鉄道雑誌やネットにおいて伝えられている通り、このたび米軍燃料輸送用のタンク車がタキ38000からタキ1000へと置き換えられることになり、豊川で落成した車両が相次いで東へ向かっているとか。そして必要数が揃い次第、安善に常備されているタキ38000と総取り替えすることになりそうですが、今のところタキ1000が運用に入っているという話を耳にしておらず(間違っていたらスミマセン ^^;)、さて何処にいるのだろう……と思っていたところ、ぬををっ!とある工場地帯の一角を所用で(笑)訪れたところ、ピカピカな3車が留置されているではありませんか! そこでしばらく見守っていたところ、3車のタキはJP-8表記を輝かせながら何処かへ(笑)行ってしまいました……(2枚目の画像)。さてその真相は如何に?! 改めて掲載する予定です (^^;



 それにしても、小・中学生の頃はヒマさえあればチャリを飛ばして相模大塚に通っていた私にとって、米タンといえば70万台の米軍管理番号を大書したタキ3000が最も馴染み深いのですが、その後は表記がNRS所有と改められ、やがてタキ35000へと移行して行くにつれ、あの独特の軍事車両っぽい灰汁が減って行くのを少々寂しく(?)思っておりました。その後さらにJOT所有のタキ38000に移行したことで、他の石油類用黒タキと区別するものはJP-8表記だけとなって今日に至っていますが、まぁ露骨な軍用車両らしさを前面に押し出すのではなく、ある程度カムフラージュした方が良いということなのでしょう。そして今やJOT緑タキ1000へ……。置換の最大の理由は黒タキの75km/h制限の克服でしょうが、もう一つの理由としては……黒タキオンリーの列車が激減したことによって逆に黒タキが目立つようになったということもあるのでしょうか?
 何はともあれ、存在理由が軍用ということで、米タンが毎日運転・臨時便増発という大活躍ぶりを見せるとすれば、それは物騒さの裏返しにもなるのでしょう(昨今の情勢を踏まえると運転日・本数が増えそうな気も・・・安善界隈がピリピリしそうでイヤですなぁ。そういえばまだ東西冷戦が終わらなかった頃、中学生が厚木基地の貨車門を眺めているだけでしたら文句は言われませんでしたが、「カメラを出したら壊すぞ」と門番の軍属に脅されたものです……)。せいぜい抑止力程度で、持てあまし気味な活躍を期待しているところです。