本日、松本電鉄創業90周年記念の一環として (公式HPの記述にはありませんでしたが、多分そうだと思われます)、新村車庫にて保存されている5000系を前面に押し出した撮影会が、時折陽も差す絶好の条件の下で大々的に開催されました!
個人的にはこれまで松本電鉄とはなかなか縁がなく、1980年代には「ウインドシル・ウインドヘッダーつきの半鋼製ではない」という理由だけで日車標準型 (床は半鋼製) や元東急5000を撮りに行かないという失態を犯し、2000年以後撮り鉄に復帰したと思ったら5000系引退……(汗)。アルピコカラーの3000系も優先順位は低く、ついつい他の地方私鉄を先回し(しかも同じところを繰り返し訪問 ^^;) にしてしまったがために、結局初訪問は延び延びに……(^^;)。しかし今回、新村車庫で保存されている5000系が塗り直されて主役として展示され、しかも度々庫内を移動してさまざまなシチュエーションで撮影出来るとあっては、この最高の機会を逃すわけには行きません……。幸いにして休みでもあったことから、朝3時50分に起床して中央線鈍行の客となり、勇躍松本に向かったのでした。
松本駅の上高地線ホームが大糸線と共用であるという事実を今さら初めて知って大いに驚きつつ (^^;;)、10時08分発の新島々行電車に乗り込みいよいよ発車~。車内の雰囲気や走行音は勝手知ったる京王3000系ながら、JR松本運転所の裏を走って早速現れる西松本駅の超ローカルな雰囲気に始まって、シブい鉄橋、電鐘式の踏切……そして遠くを見やれば残雪輝く北アルプス。改めて、何故もっと早く訪れなかったのかと後悔……(汗)。唯一惜しむらくは、架線柱が南側に立っており、晴天の場合は撮影場所選び(というか架線柱の処理)が大変そうだなぁ……と。
そんなことを考えているうちに新村駅に到着~! 車内からは、既にイベントが始まってまったりと盛り上がっている会場=庫内の様子が見え、年季の入った駅舎の見学を後回しにして (^^;) さっそく踏切を渡ってGo! 入口の立て看によると、5000系は2回の入換を予定しているとのことで、最初のメニューは3000系との並び……というわけで、早速激写しまくり♪ 木造の詰所の脇には過去使用されたHMが複数置かれ、10年前に用いられたさよならHMが化粧直し済みの5000系に掲げられたことで、あたかも10年前の世代交代劇が目の前でリアルに再現されているかのような雰囲気すら漂っていたのでした……!
この後約4時間少々のあいだ、5000系をはじめ様々な車両が織りなす地方私鉄絵巻 (?) にどっぷり浸るひとときを過ごしまして、その模様を連載でアップして参ります。まずは、素晴らしいイベントを企画・運営され、訪れたファンを大いに楽しませて下さった関係者各位に、この場ながら心よりお礼申し上げます m(_ _)m