このたびの小惑星探査機「はやぶさ」の帰還には、マジで感涙を覚えました (長旅の7年間に列車の「はやぶさ」は消えてしまったわけですが……)。こういう基礎研究の積み重ねが長期的な国富や可能性、そして人々への鼓舞を生むことは余りにも自明なわけで、それを「要らん。世界2位ではダメなのか?」と平気で宣いつつ削ろうとする政権は絶対に支持したくないと改めて痛感した次第です。
以上に関するコメントはご遠慮頂くとしまして、夢の先進技術とは対極的なへっぽこ工作の話題で恐れ入ります (私自身も技術屋ではなくてスミマセン ^^;)。
最近、TOMIXからキハ20系列の製造発売予定がリリースされました。これまでキハ20のN模型といえばKATOから出ており、私も約2年数ヶ月前に初めてN模型を買い始めた頃 (笑)「何でこれってこんなに安いの?!」と感動し購入してしまったものですが、それが超入門用でチープなつくりの超格安バージョンであることに気づくまでそれほど時間はかかりませんでした……(汗)。その後次第に模型に対する出費のタガが緩み (^^;)、TOMIXのハイグレードシリーズDCやKATOのキハ30・35などを揃えるようになりますと、KATOキハ20を取り出すことは自ずとなくなり死蔵状態に……。そして今般のTOMIXによるリリース予告ですので、さてKATOキハ20をどうしようか、という問題が浮上しました。
そこで思いついたのが、Myフリーランス電車シリーズへの改造・編入! (^^;) いやその……かねてから、キハ20風の車体を持つ電車が実在すれば思わず通って激写しまくりなのになぁ~と思っておりましたので (*^^*)。というわけで、勢いに任せて解体し、車体と屋根のみ流用することにしたのですが、鉄コレと異なり想像を遥かに超えるカッチリとした組まれ方をしている部品をバラすのには骨が折れました……(正面ガラスを楊枝で押して屋根を下から持ち上げるのがはじめの一歩。汗)。その後は鉄コレ動力組み込み対応工事を施して現在↑こんな感じとなりました。さて、今後はどのようなパーツをくっつけてドレスアップしようか……と。
いっぽうこちらは、何やら非常に怪しい切り接ぎ車体でありますが……その正体は、以前「中国国鉄YZ31客車ベースの撫順電車っぽい車両」を製作した際にGMの国鉄101系ドアを大量に使用し、余った側面窓が勿体ないのでとにかくくっつけまくったというシロモノ (爆)。側面の窓間隔が全く揃っていないのですが (滝汗)、1・2等合造車として造られた車両が改造に次ぐ改造で101系タイプの窓と両開き扉を装備するようになったという架空設定ということで……(^^;)。旧型車両の出自っぽい雰囲気を出すため、ウインドシルを貼ったり、満鉄客車類似の妻面としたり……いろいろ遊んでみました(^^;;)。国鉄101系というと、「新性能電車の元祖世代」という印象が強く、半鋼製車両とは全く隔絶されたイメージを昔は持っていたのですが、考えてもみれば一世代前は73系電車であるわけで、デザイン的にみて実は半鋼製世代ともそれなりに親和性があるなぁ……と最近つらつら思いますので(だからこそ秩父の小豆ベージュが1000系にもドンピシャ♪)、そんな妄想をとりあえず試しに具現化してみたという次第です。
なお、側面4ヵ所の切り接ぎという脆い車体を補強するため、内側にも0.5mm厚のプラ板を貼り、そのまま鉄コレ動力対応としましたが、さてこの先はパンタを取り付けて中間電動車とするのか、それとも鉄コレ台枠の余剰品を使ってトレーラーとするのか、これからぼちぼち考えます (笑)。
それにしても……前回この妄想フリーランス・シリーズをアップした際には「次回は湘南顔2題」と予告したものですが、タミヤのアーミーカラー・グレイバイオレットが未だに再生産されず、屋根塗装がストップしたまま……。そこで、空いた時間の手慰めとして、フリーランス車両の箱組みだけがやたらと増殖しまくっておりまして、今回アップした珍作の他にも7両が塗装待ち状態に近づきつつあります……(爆)。同時並行で手がけている国鉄戦前型旧国も同じ屋根色を予定しているだけに、ホント品切れは困ったものです (T_T)。
まぁそれぞれの出自を想像するのは難しいことではないでせう(^^;
切り接ぎが新たな余り板と切り接ぎを生み、そのために不足する板パーツをGMストアで調達し、切り出した余り板をさらに切り接ぎ魔改造に回すという、「もったいない切り接ぎ」の無限スパイラル……(笑)。