大師線を行く1000形が駅に停まるごとに客を降ろして行き、まったりスカスカムードが車内にいっそう充ち満ちてゆくのを感じつつ、走行音や住宅街の雰囲気を楽しんでおりますと、いつの間にか終点の小島新田に到着~。駅前にかかる跨線橋に登りますと、北西側はベッドタウン、南東側は重化学工業地帯ということで、これほど彼岸と此岸の光景が異なる場所も珍しいのでは……と思うほどですが (^^;)、そんな三途の川的 (?) 位置を占めているのがJRFの川崎貨物駅。構内の荷役や操車は神奈川臨海鉄道に業務委託されていますので、画面左の塩浜機関区に生息する神奈臨のDLが構内をちょこまかと走り回っています……(*^^*)。
そんな神奈臨のDL、数年前まではかもめをイメージをした凝ったデザインを標準塗装としていましたが、最新鋭機DD60の登場以来塗装変更が進み……塩浜所属機はいつの間にか5両中4両が新塗装となりました。この日はたまたま、旧塗装で残るDD5517がクラの奥でしたので、何と表に出ている4両がすべて新塗装~(偶然1枚目に4両とも収まっています。笑)。スローペースだった神奈臨の塗装変更も、気がついてみればあっという間ですなぁ……(^^;)。
こんなことを思いつつしばし眺めていたところ、DD602がOTタキ43000のみで揃った編成を突放開始! いまどきタキ1000が混ざらない編成も珍しいかも……と思いつつ観察していますと、中にはJOTから移籍されて間もないと思われる黒いOTタキが数両。私有貨車の融通に関する内幕はさっぱり分かりませんが、黒い車体に「J」マークがやたらと目立っておりました。ここから眺める突放は、傍で眺める分には最高に楽しいものですが(切る作業をする操車氏の苦労は大変なものでしょう)、数年前まで見られた化成品タキの突放がなくなったのは寂しいものです……。
※目が細かく赤く錆びた金網越しの撮影につき、元の画像はかなり赤みを帯びていますが、レタッチで何とかごまかしております (汗)。