地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

さよなら山陰線京都口113系 (5) カフェ前パン

2010-06-04 00:00:00 | 国鉄型車両


 世間的な関心が薄そうな話題の第3弾として、去る3月に消えた光景の続きを (^^;
 悪天候をものともせず湘南色白帯前パンを先頭にした6連を撮影したことで、ダイヤ改正前の山陰線京都口を撮りきった!という充実感を覚えた私でしたが、ここは是非カフェオレの前パンにも当たらないかしらん……と思いまして、京都で1泊した翌朝も改めて山陰線に向かったところ、福知山から早朝送り込まれたのは本当にカフェオレ前パンでした! もともとカフェオレは余り趣味ではなかったのですが、いざ単色化によって行く行くは消えることが分かるや否や、急に「こりゃあ特に前パンだからこそ撮っておかなければいかんなぁ」というわけで……(笑)。
 ただ、この日は朝からドピーカン。前日のどうしようもないほどの悪天候がウソのようです……。福知山方に連結される増結車を撮るには、足して2で割ったような薄曇りがベストなのですが……。



 しかし、この日はまさに幸運に恵まれました! 京都方面から到着した亀岡行が太秦駅に停車した直後、頭上には絶妙な雲が……(^O^)。徐行中に撮ったカットは正面が真っ黒につぶれ「やはりダメだったか……」と落胆していただけに、余りのラッキーぶりに思わずフィーバー (笑)。雲が通り抜けるまで約30~40秒ほどだったでしょうか、その間に猛烈な勢いでアングルやズーミングを変えて撮りまくったのでした (^^;;)。そして間もなくドピーカンに戻り(2枚目のカットはまさにギリギリのタイミング。汗)、特急列車の通過を知らせる構内アナウンスが入って終了~。山陰線京都口で113系と戯れた最後の記念のひとときとなったのでした……。
 今や前パン車は湘南色・カフェオレともども福知山周辺に押し込められ、最後の活躍を続けているようですが、ワンマン改造を受けたついでにいろいろ内装も手を加えられて状態は悪くないように思えますので、もうしばらくは223系・225系への置き換えの対象とはならずに済むのでしょうか? そして、愛しの前パン113系を訪ねるべく、福知山周辺にもいずれ出かけてみたいものだと思案しております。