地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

松本電鉄の熱い一日 (3) 古参バスも友情出演

2010-06-23 00:00:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 当ブログの内容をご覧頂ければ一目瞭然な通り、私自身は基本的に鉄道趣味に打ち込んでいるもので、クルマについては全く疎いのですが(クルマが要らない商売・生活ですので免許も持っていません)、路線バスを利用するのは大好きです。その路線バスが昔懐かしいスタイルであればなおさら……。ただ、詳しい形式名などは全く分からず、たまにネットで見かける用語を聞きかじるのみ (笑)。
 というわけで、たまに旅先で「をっ、このバスなかなか良い♪」とカメラを向けることはあっても、画像をレタッチしてネット上にアップする……というところまでは行かなかったのですが、今回新村車庫にてこんな光景を見せつけられてしまいますと、思わず気合いを入れて撮影→アップせずにはいられません (^^;)。そこで、新カテゴリを設けたうえで、その麗姿をご紹介……。



 かつて1980年代、こんな顔のモノコック・バス(三菱ふそうの「ブルドッグ」)が全国を席巻しており、様々なオプションを施した車両が至るところの駅前にたむろしていたものです。とくに、小田急の某駅から私が通っていた高校へ向かう道は、神奈中バスの一大ドル箱ゾーンということで、スゴいときにはこの顔のバスが10台近く数珠つなぎで続行運転するという壮絶な光景が見られたものでした (汗)。というわけで、神奈中での現役時代は珍しくも何ともなく、大して注目もしていなかったのですが、やがて四角い車体のバス(スケルトン構造といふそうで……) が増え、急速にこの顔が消えて行きますと、何とも言えない寂しさが……。
 それだけに、扉の位置や塗装こそ違えども、こんな感じの素晴らしいロケーションで停車している「ブルドッグ」の姿にハートはメロメロ (笑)。如何にも昭和♪という雰囲気の塗装も素晴らしいですし、JALの定期路線が相次いで撤退するという「松本空港」を表示して何気にアピールしているのもいとあはれ……(汗)。
 何はともあれ、鉄道車両と比べればバスの寿命は短いといわれる中、このような最高の輝きを保ちつつ動態保存されていることには頭が下がります。それにしてもこの塗装……新宿行の高速バスにも塗ってくれないものかと……そうすれば新宿で日常的に拝むことも出来るのですが (←ムリだって。^^;)。