
一昨日はJREの勝田車両センターにて設置50周年を記念する公開イベントが行われ、現在試運転中のE657系をはじめとする常磐線の特急車両群が一同に会したようですが、そっち系への関心は単なる高速な移動手段という程度の認識しかない私にとってはどうでも宜しい話でありまして (^^;)、むしろそれに合わせて (?) ひたちなか海浜鉄道が地味~に放った旧型DC祭りに大いに刮目したのでした。骨折リハビリがそれなりに進み、近場での駅撮りもフツーに出来るようになったことから、そろそろ出張ついでに恐る恐る申し訳程度に撮影するのではなく純粋に日帰りで趣味活動出来るのではないか?と思いまして、久しぶりに天気が良い週末ということもあり、さてどこへ行こうか……と思いいくつかの民鉄公式HPを眺めていたところ、ひたちなか海浜公式HPの「週末列車」コーナーには何とキハ205とキハ2005が同時に終日運行すると告知されているではありませんか!!
そこで「これはJRE勝田まつりに合わせて、国鉄型ヲタを沿線に引き込む戦略に違いない……。とはいえ場所と車両からしてJREまつり自体にそれほどヲタが殺到するとは思えない。したがって、ひたちなかの《突発旧型DC単行まつり》も適度にまったりと撮影出来るのではないか? そして個人的には全線復旧後まだ乗りに行けていないし[骨折のため・・^^;]、キハ2005の単行営業運転を未だ撮っておらず、キハ205の単行営業運転も御無沙汰だ。よしっ!インドネシア料理の宴の前にひたちなかで本格リハビリ鉄だ!」と計算を巡らせた私。小田急快速急行→山手線→フレッシュひたちを実に絶妙なタイミングで乗り継ぎ、自宅最寄り駅から3時間以内で勝田に着いてしまったのでした。

そして目指すは12:00発の阿字ヶ浦行き。ここまでの判断と乗り継ぎが余りにも絶妙であった以上、夕方までのプチ乗り&撮り鉄もさぞかし充実したものになるに違いない……とワクワクしていたのですが、間もなく事態は暗転……。発車時刻の12時になっても列車は来ない……。地元利用客や勝田車両センター見物を終えたJRヲタの皆様がザワザワし始めるやアナウンスが入り、何と車両故障とのこと……。それを聞いたJRヲタの皆様の多くはひたちなか訪問を諦めてJRホームに戻って行きましたが (ほとんどがときわ路パス利用の茨城県民のようで、精算等をしている人は皆無)、普通運賃+特急券で気合いを入れて来ている私としては、ここで安易に帰るわけには行きません……。
そこで、当該車両の現在位置を窓口で伺ったところ、何とすぐ手前の日工前とのこと! 「ならば歩いても時間がかからず、救援車両との連結走行シーンも拝めるに違いない……。助っ人として来るのは、恐らくエンジンの予熱→起動が早い軽快DCだろう。軽快DCと旧型DCの混結というレアシーンを撮影できれば、それはそれで御の字かもなぁ」と即座に計算して内心妙に盛り上がった私は、そのまま大通りを日工前へ向けて歩いたのでした。これもリハビリじゃ、と思いつつ……。
もっとも、軽快DCの救援車が来ると言っても、ひたちなか新標準色のキハ3710及びミキ300であることが望ましいことは言うまでもなく、アニマル・ラッピング化されたキハ37100-3は個人的にハズレ。中根~那珂湊間の仮復旧時に気合いを入れて撮りに行った際にも、キハ3710の重連で来るという予告とは裏腹にアニマルが先頭でやって来て愕然としたものですし……。まぁそれでも個人的には、ミ○ーカと比べれば一億倍マシですけど (爆)。
そんなことを考えながら一本道を歩いていたところ、その先にある踏切が鳴り、那珂湊方向から来た救援列車が横切り……何とアニマル (-_-;;)。嗚呼……全線復旧後初めての訪問も一発目の撮影がアニマルとは……これはアニマルの呪いじゃぁぁぁっ! (^_^;) 勿論、後ろに無動・回送扱いのキハ2005を従えた姿は非常にレアなものかも知れません……。これがもし標準塗装のキハ3710であれば、レアシーンを激写した喜びで飛び上がる思いだったのですが……。世の中何事もうまくは行かないものです (鬱)。