地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

大動脈中央東線を支えるE257特急

2012-12-03 00:00:00 | JR発足後の車両


 昨日の朝発生し、全国を震撼させた中央道笹子トンネルの崩落火災事故……被害に遭われて亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。そして、鉄道利用派の私でも、たまに中央道を通ることはありますので、首都圏西部の関門と呼ぶべき場所で起こった大事故は実に心胆寒からしむものがあります……。
 既にいろいろ言われていることではありますが、今後は鉄道車両の寿命と全く同じく、高度成長期時代に集中的に建設された各種インフラが老朽化の度合いを強めて来るとのこと。目先の利益に目がくらんで無料化や大幅割引に舞い上がるべきではなく、インフラ利用者はきちんと然るべき負担をして、それによって望ましい整備を施し、経済を回して長期的な利用厚生を図るべきと考えます。明日からの総選挙でもこの問題は争点として急浮上……しないか。相変わらずキャッチーな所に流れやすい社会の雰囲気がありますから (鬱)。



 ともあれ、しばらく中央道の一番肝心なところが使えないということで、国道20号は日々大渋滞となることでしょうし、中央高速バスは富士五湖線を除いて大幅遅延決定……。そこで、観光オフシーズンは総じて空いている中央線特急がかなり繁忙を極めることになりそうな気がします。かりに中央道修復が年を越せば、恐らく年末年始の中央線は壮絶な混雑となることは疑いないでしょう。JREの奮起に期待する一方、やはり同じく古いインフラが随所に見られる中央線の維持整備にもぬかりないよう願っているところです。国家運営上本当に重要な生命線は、こうして複数の交通手段を確保して、非常時には代用しやすいようにするべきと考えますが、それだけの資金力や国力が削がれているのかも知れないということが一番オソロシイのかも知れません (-_-;)。
 というわけで、ガラにもなくたまたま撮影したE257の画像を引っ張り出してみましたが、この車両はとくにキライではありません。スピードはE351ほど出ませんが、居住性はこちらの方が上なような気がしますので……。それに塗装も、登場当初はやけに奇抜に感じましたが、別に悪趣味と言うことはなく良く考えられたものだと思います。とゆーか、これを目的で訪れたのではなく勿論115が目当てだったのですが、そういえば全然アップしてない……(汗)。