地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京阪大津百花繚乱 (4) ちはやふる

2012-12-28 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 もう幾つ寝ると~お正月~♪ 正月と言えば凧揚げ・コマ回し・かるた取り……などなど、古風ゆかしい遊びに興じられた皆様も多数おられることでしょう。「お正月には餅食って~、の (以下略)……」などという、どーしよーもない替え歌ばかりが流行る野卑な小学校に通っていた私にとりましては、遥か遠い世界の話ではございます (爆)。というわけで、高校に入って初めて小倉百人一首なるものを古文の授業の一環として暗記させられ、覚えるべき内容の膨大さにヒーヒーし、描かれているセレブな恋愛絵巻の世界に「人生リア充度ゼロ」な私は激しく疎外感を感じるばかりでしたが (汗)、何のかの言って10代というのは人生で最も頭が柔らかい時期であるはずですので、そのようなタイミングに集中的に定型的で美風あふれる日本語を叩き込まれたことが、その後の言語生活を大いにブラッシュアップさせているのは間違いないのでしょう。もっとも、ほとんどの句は大学受験が終わるときれいさっぱり忘れてしまいました (駄目じゃんそれじゃぁ^-^;)。



 そんな私ですので、2ヶ月少々前に浜大津にて撮影に興じた際、マンガ「ちはやふる」ラッピングを施した600形が現れると思わず眼が点に (笑)。「カワイイ娘が手にかるたを持ち、掌を広げて真剣な表情をしているということは、要するに百人一首のマンガなのだろうが、さて京阪大津エリアと『千早振る神代も聞かず竜田川』の関連ってあったっけ?」……えぇ、私は全く原作を知りません (^^;)。
 そこで検索をかけたところ、在原業平 (業平橋駅の名称カムバァァァック! ^^;) が取り上げた竜田川というのは、たしかに大津界隈ではなく生駒を流れる川 (近鉄生駒線の駅名にもありますな……) ですので、この歌と大津は何の関係もないことが一目瞭然。ただ、近江神宮は百人一首との縁があるとか何とか。そこで、猛スピードでかるたをバシッと取る勢いを以て題名とした (?) このマンガの宣伝が石山坂本線の電車に貼られているということなのでしょう。まぁいずれにせよ、こういうラッピングの方が下手に○トーカの餌食になるよりも無限倍良いです (爆)。
 でもって今や、このラッピングを施した石坂線600形のN模型も出るそうですが、個人的にはさすがにそれは購入しません (^^;)。とはいえ、今やN模型で京阪大津を楽しむ方のあいだでは、こうして次から次へと出て来るラッピング車を揃えるという欲望がたぎっているのかも知れないですね~。もし石坂線ラッピング車が京阪の事業者限定品として出て来るとしたら、それこそ百人一首をバシッと取るかの如き勢いでゲット希望者が参戦し、一瞬で蒸発してしまうのかも。恐ろしや……。
 ん?京阪の事業者限定品といえば、80形が速攻で蒸発した京急百貨店。京急百貨店といえば……(滝汗)。皆様のご健闘をお祈り申し上げます m(_ _)m