地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

上信電車探訪 (4) 旧塗装デハ205

2012-12-12 00:00:00 | 地方民鉄 (関東北東部)


 鉄コレ西武401系は、何と駅売店での一般販売初日に瞬間蒸発してしまったそうですが (スゲー!)、西武401系と同じ側面窓割りを持ち、かつ西武所沢工場製であるがゆえに、兄弟車両として是非鉄コレ化を!と勝手に期待せずにはいられないのが、上信の至宝・デハ20です♪ (もっとも、今のところ上信から鉄コレは出た先例はありませんが……^^;; それに、今回の鉄コレ401系は通常屋根、デハ205は張り上げ気味な屋根という違いも大きく……滝汗)
 上信のオリジナル車として長年主力の座に君臨してきたデハ200・クハ300のうち、初期の一段窓車は東洋工機製となっていますが、1969年製の後期二段窓車は西武所沢製ということで、正面こそ上信オリジナルデザインであるものの、側面は如何にも!な感じの西武3扉車スタイルとなっています。そんな二段窓車のデハ204・205は、後に単行運転対応用として両運転台に改造されていますが、何と増設運転台として接合されたのは東武3000系のマスク! さらにデハ205は近年復活旧塗装となり、ローカル私鉄ファンの注目を集めているのは周知の通りです☆



 そんなデハ205、何度も撮りに行きたいのはやまやまですし、出来れば高崎方・東武顔の復活旧塗装姿も激写することで西武と東武の麗しき (怪しき? ^^;) コラボを味わいたいものですが、結局なかなか上州まで足を延ばす時間がなく、今のところ旧塗装デハ205を撮影したのは、昨年7月のデキ復活運転の際にデキの併結相手として選抜された際の一回のみ。高崎方・東武顔は、未だ撮影しておりません (^^;)。まぁ個人的には、上信を訪れてもお目当ての車両がそもそも動いておらず、ド派手広告車の嵐で期待が裏切られることが何度もありましたので、こうして曇っている日に入換風景を撮影出来ただけでも超ラッキー!と思わなければなりません (笑)。
 もっとも、その後約1年4ヶ月にわたって、折角撮った特選車両の画像をPC内に放置しているあいだに、上信電鉄から超重大情報が発表されました。何と!6000系以来約30年少々を隔てて、久々の自社オリジナル新車を製造するとか……! その新車の画像は、側面窓が何やらJRE「走るんです」を彷彿とさせるのは御時世ゆえ致し方のないところですが、その他は基本的に純粋なオリジナル新造で、きちんとした塗装も施されるとか! 現在のところ、沿線高校の生徒にデザインさせた案を示して人気投票アンケートを行っているようですが、少なくともミ○○カのような偏った自己満足ぶりは感じられず、むしろ水と緑に恵まれた上州路を走る電車にふさわしいデザインを高校生なりに必死に考えたことが感じられ好感が持てますね……。1980年前後と同様、地方私鉄界に明るい話題を投げかけようとする上信の新車は本当に楽しみですが、こりゃぁいよいよ非冷房デハ200の将来は先行き短いだろうなぁ、と思えるわけで (たとえ編成を組むクハ300が冷房改造されているとしても)、また改めて時間を確保してデハ205の活躍を記録してみたいものです。
 そういえば、高崎で倉庫代わりとして放置されているクモハ&クハ103 (元西武451) がこの旧塗装になったそうで、これもそのうち是非撮らねば……!