地味で濃いぃ車扱貨車の模型をを楽しみたい向きにとって欠かせない河合商会の模型……。その自己破産は、ある意味で今年の鉄道模型趣味界最大の衝撃であったと思われ (?)、一時は新規製品の発売そのものが危機的とすら感じられたものでした。というわけで、今年の割と早い段階で製品化が発表されたアルコール積タキ13700を予約し、京浜工業地帯的な雰囲気を模型で盛り上げようと思っていた私としましては、「嗚呼……これでタキ13700が出ないのみならず、今後出て欲しい車扱貨車も永遠に出て来ないのか……?」と懸念したものでした。しかし周知の通り、幸いにしてポポンデッタが発売元を引き受け、予約していた模型店に一昨日入荷したとのことですので、さっそく受け取って参りました。
すると……まず元箱が河合→ポポンデッタという移行を象徴していました。河合に関連した様々な表示を隠すべく、ポポンデッタの商標や各種説明がシールで貼られています (↓に画像あり)。そこで、実はブツそのものは早い段階で完成しており、元箱も印刷が進んでいたものの、いざ出荷の直前になって不渡りという事態となった……という経緯が何となく見えて来ます。既にブツがこうしてある以上、売らないことにはどうしようもない……。それがまさにポポンデッタへの販売先変更の背景にあるのでしょう。したがって、今後もポポンデッタが製品をリリースするのか否かは、まさに売れ行きと企画次第といったところでしょうか?
というわけで、売れるためには思わずグッと来る見映えであることが大事だと思うのですが、今回のタキ13700の個人的感想はプラマイ半々。内外輸送の社紋はとっても鮮明で満足満足♪ しかし……タンク体はステンレスのはずなのに、何故グレー……(-_-)。まぁ、ネットで見かける実車の写真画像はどれも一様に薄茶色く汚れたものばかりですので、あながち間違った選択ではないのかも (汗)。タンク体下腹部の横方向の継ぎ目がもう少々下であればよりリアルなような気がします。
何はともあれ、こんな感じで並べますと、往年の横浜新興駅はこんな感じだったのだろうか……と思います (撮影後に「しまった!DE10が寒冷地用だった!」ということに気づきました ^^;;)。撮り鉄趣味に復帰し「川崎横浜の臨海エリアを腰を据えて撮ろう」と思った直前に新興駅の営業が終了したことは大変な痛恨ですが、こうして模型でも楽しめるということで、今後いっそう京浜工業地帯関連模型が増えることを期待しています♪ (タキ13700は神奈臨にも入線しているようですので、嗚呼どこかのメーカーが神奈臨DD55も出して下さらないものかと……!)
まさにシール貼っただけ……(汗)。