地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

梅小路鉄道博物館発表記念・前パン山陰221

2012-12-26 00:00:00 | JR発足後の車両


 先日は鉄コレ70系を塗り替えたインチキ全金茶坊主N模型をアップしましたが、そういえば正面が斜めになった国鉄70系 (及び80系) の車両形状は、その後長らく近郊型・急行型電車には受け継がれなかったものですね……。しかし117系は、それを全くリファインしたかたちで復活させ、さらにバブリーな雰囲気を盛り込んで洗練させた存在が221系であると言えましょう (そう思っているのは私だけ? ^^;)。その221系も、今やすっかり東海道・山陽筋からは減少し、奈良と向日町を拠点としているかの観がありますが、とりわけ山陰線京都口では113系を放逐し完全なる主役となっているのは周知の通りです。そして、一部のクモハ221はこの任に就くにあたり、最高にマニアックなアイテムを施されています。それはすなわち……霜取り用の前パン!! (*^^*)



 というわけで、先週は夕方着・翌朝午前発というハードなスケジュールで京都に出張したのですが、その際に確保したごく僅かな撮り鉄可能時間を活用するべく、113系の撤退後初めて山陰線を訪問しまして、冬至直前につき強烈に冷え込み前パンシーズンたけなわとなった221系を激写して参りました♪ 京都界隈には他にも魅力的な被写体がゴロゴロしている中、最初から久しぶりに221系に照準を当て、とりわけ前パン姿を初めて撮影するのを楽しみにしていたのですが、その日の朝目覚めた直後に某国営放送ニュースで梅小路の鉄道博物館構想に関するニュースを眼にしてしまった以上、これはもう「山陰線の高架を行く車内で梅小路の様子を眺め、某駅で激写するのが吉」という天の声なのだろうと確信しまして……(笑)。
 もっとも、何事も順調にはかどるわけではありません。どうやらこの時期、221系の前パン編成は早朝に山岳部を出発する一定の運用に固定されているようで、朝7時半過ぎに京都駅を出発した場合、美味しい撮影地で前パンをゲットするまで結構待たされます……(-_-メ)。まぁ、ホーム先端から眺める風景は如何にも京都という風情にあふれ、真下の道路を行く京都市バスも意外とまだまだブルーリボンや西工ボディが現役であることを確認するなど (京都駅に出入りする路線ではエルガが激増し、ブルーリボンは風前の灯火……?)、収穫もあったのですが。
 そんなこんなで待つことしばし、ついに前パン登場!! うほっ……何というマニアックな風貌なのでしょうか (*^^*)。出来れば8連で撮影したかったですが、取り敢えずこれだけ撮影出来れば御の字というものでしょう。撮り貯めるのであれば、日中も粘り強く沿線に貼り付き、とりわけ積雪があれば雄壮で吉♪といったところかも知れません。これで「いずれ是非221前パン編成も抹茶色に」などと記そうものなら、JRWアーバン色原理主義者の皆様から非難囂々なのでしょうか (^^;)。まぁ何はさておき、KATOから前パン221系が発売されることを希望します♪