地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

台北蒸し焼き鉄 (2) 釣掛自強EMU300!

2013-06-05 00:00:00 | 台湾の鉄道


 祝!サッカー日本代表W杯出場決定!……というわけで、イタリア人ザッケローニ監督への感謝を込めつつ、イタリア製電車の御登場でございます……(爆)。
 今回の台北出張ついで鉄にあたっては、時間の関係ゆえ可能なことは極めて限られていたことから、事前の綿密な検討を経て特定の重要なツボを狙う必要がありましたが、そこで白羽の矢を立てたのが釣掛式電車の自強号! 
 私が初めて台湾を訪れた19年前 (あっという間だなオイ……)、大動脈・西部幹線の自強号といえば、正面は黄色とオレンジの警戒色、側面は優雅な暖色の濃淡をまとった釣掛式電車の天下でしたが (本来、正面は警戒色ではなかったものの、1981年に新竹近辺で発生した踏切事故以来警戒色に)、その当時は非鉄の台湾一周旅行であったことに加え、我が世の春を謳歌する (?) 自強号電車よりも他の各種客車列車に圧倒的な旅情を感じたことから、自強号に乗ることはないという大失態を犯してしまったのでした (そもそも釣掛とは知らず……滝汗)。しかし……その後PP自強E1000や、タロコTEMU1000が大量増備された結果、大勢力を誇ったはずの英国老婆EMU100は全車引退 (T_T)。南アフリカ製EMU200は大更新により、9両固定編成・自動ドア・新塗装のEMU1200へと更新され、高雄を基地として主に一日1~2往復の高雄~基隆直通自強に使用されている……はずです (今回、高雄700→台北1200の自強112次について、時刻表に車椅子マークが無いことからEMU1200ではないかと狙いを定めて撮影しようとしたものの、現れたのはPP自強……代走か?? -_-;;)。

 

 いっぽうイタリア製のEMU300は、EMU200と比べて大して車齢が変わらないにもかかわらず、ドアを自動ドアに改造した程度で、登場時の基本的な塗装とアコモデーションを温存して今日に至っています♪ EMU1200が高雄に配置されているのに対し、EMU300は台北の東に位置する七堵に配置され、時刻表から判断するにつけ、以下の運用に入っているものと思われます。

 (1) 基隆~彰化 113次~126次 (日曜運休)
 (2) 七堵~斗南 121次~124次 (土曜&日曜運転)
 (3) 七堵~彰化 131次~134次 (日曜運転)
 (4) 基隆→台北 109次 (おはようライナー的存在。土休運休)
 ※(2) 以外は今回目撃しているわけではなく、運用上七堵を拠点
 とし、かつ時刻表に車椅子マークが無いことからEMU300と推
 測した次第。他の車種で来た場合には、大変恐れ入りますが責
 任は負いかねます。車両数が少ないため、検査・故障が重なる
 と代走も十分有り得ます。あくまで自己責任でお願いします。

 というわけで今回は、某駅にて朝練と称して昨日アップの自強号の数々を撮影したのち、(2) の121次に乗って桃園まで約1時間の釣掛高速電車の旅を満喫するとともに、非鉄時代の釣掛自強への愛の無さを内心激しく自己批判するぞ!(笑) と思いまして、朝練の前に桃園までの指定券を購入、駅先端で激写したのち猛ダッシュして (滝汗←良い子は絶対真似しないように!……台鉄の優等列車停車駅ホームは、DC自強の最大15連に対応するためやたらと長く、駅撮り直後に8~9連に乗る場合には疲れるぜ……ハァハァ ^^;)、そのまま乗り込むことにしたのでした。そこで、露出チェックをはじめ準備万端を整えて待つことしばし……急カーブの奥からイタリアーノなEMU300様の神々しい御姿が!! (*^O^*) しかも連写しやすい待避線に入ったぁぁっ!!v(^O^)v 嗚呼……何という幸せ♪♪ しかしその直後、さらなる奇跡が起こったのでした……(続く)。