秩父鉄道では現在、風前の灯火となっているスカイブルー1001Fの運用を週末限定で公開しているとのことですが、いっぽう形態の違いこそあれ、今のところ少々待てば国鉄通勤形スカイブルー電車が必ずやって来るのが阪和線です。とはいえ、そんな阪和線も最近はかなり雰囲気が変わりました……。関西のJR線は、大阪環状 (森ノ宮)・関西奈良 (奈良)・阪和 (日根野) といったテリトリーで数年前まで103系がジャンジャン活躍していたことから、ヨソ者から見ますと「関西=103系天国」の観すらあったのですが、さすがに103系も登場から半世紀。今や223系や225系の怒濤の新造と玉突き転配の繰り返しに加え、昨年のダイヤ改正では、日中鳳以南へ向かう列車が全て快速・区間快速に整理統合され、とくに4連の区間快速が223・225系の独壇場となってしまったことから、103系は天王寺~鳳間に極限され、しかも15分間隔に減便ということで、待てば必ず来るとはいっても以前と比べれば「余り来ねぇ……」感が増したのは否めない気がします (-_-;)。偶々205系1000番台の4連が間に入れば30分間隔ですから、これはもう阪和線103系すらギャンブルの域に入りつつ……。
勿論、朝夕には鳳以南へ行く6連の区間快速が103系でそれなりに運行されますし、普通電車の本数も増えることから、日が長い夏場に朝から阪和線沿線で粘れば、今のところそれなりに103系天国を味わうことが出来るのも事実です。とはいえ、関東からですとおいそれと簡単に訪れるわけにも行かず、出張鉄する時間を確保したタイミングと好天が重なり、スカイブルーの103系を久しぶりに撮りたい……とふと思った時点こそが吉日。たとえ待ち惚けを食わされる可能性が大であるとは言っても、訪れないわけには行かないのです (^^;
というわけで、河内天美からのバスを「浅香」にて下車し、数分間細いクネクネ道を歩いて行きますと……「橋のたもとに取って付けました」というだけに過ぎずうらぶれた雰囲気の浅香駅に到着~(^^;;)。期待通りの超ド順光の下、抜けるような青空とスカイブルー103系の組み合わせに酔いしれたのでした♪♪
それにしても……奈良の車両もそうですが、低運非ユニット窓の103系は、さすがに傍目にも老朽化の極みに達しつつあり、かなり痛々しい気が……。とはいえ、このまま未来永劫のんびりと走り続けて欲しいとも思うものでして、なかなかフクザツな気分ですね……。あと、天王寺方に連結されているクモハ103 2500番台を順光で撮りたいのですが、こればっかりは夏至間際に来るべきなのでしょう。少なくとも、今度のダイヤ改正では日根野103系の動向に大きな変化が起こらないことを祈るばかりです。