地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

富山地鉄17480形最初の冬 (3) 急行赤幕姿

2014-02-05 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 昨日大手町から乗ったP37K・急行中央林間行は、何と8694Fでやって来てくれました♪ わーいわーい♪ というわけで、富山地鉄17480+雪景色の続きです。
 余りにも底冷えする厳冬の立山線山岳部にて17480形2編成を撮影する激闘を終え、立山から山を下りてきた17483Fに乗ったあとは、一旦岩峅寺にて下車。富山へ去るシーンを後追いド順光で撮影したのですが、余りうまくは決まらなかった……(汗)。もっとも、この日は2運用あるおかげで、一回ヘマしても挽回の機会はいくらでもあります。というわけで、岩峅寺始発の後続列車に乗り、最前部からのロケハンにより丁度良さそうなところで下車。狙いは……17481Fの急行立山行!! 既に赤幕急行姿は去る11月2日のヲタイベントにて撮影していますが、それは電鉄富山駅の屋根の下での話でしたので、こうやって晴天時に赤幕姿を撮影すると実にチャーミングに見えますね♪ 大井町線で6000系の代走として8590系が急行に入ったというシーンを目にしたことはありませんので (とゆーか、余程のダイヤ乱れのときでもそういう機会はあったのでしょうか?)、見果てぬ夢をついにナマで見届けた!という感じです。



 なお、17481Fが赤幕急行として立山へ向け登って行く前には、富山~上市間を1往復していますので、その間に17483Fが先に寺田経由岩峅寺行として立山線に戻って来たところをパチリ♪ というわけで、通常の立山線運用であり得る三種類の幕、すなわち「急行立山」「普通立山」「普通岩峅寺」を午前中の間に一通り撮影してしまったことになります♪ 
 そして痛感したのは……たまたまこの日がそういう運用だったに過ぎないのかも知れませんが、とにかく富山地鉄としては17480の主な用途として立山線中心の運用を考えているのだろうということ。岩峅寺止まりを含めて午前中の立山線列車の4割が17480でやって来て、しかもこの日は上市から東には全く入線しなかったという……。こうすれば、17480のパワフルさを雪の急勾配で遺憾なく発揮することが出来ますし、ロングシートというスペックについても、そもそもアルペンルート閉鎖中の立山線では観光利用がほとんどないため没問題……(一応富山地鉄としては、立山駅周辺のスキー場に電車で来て欲しいのでしょうが、地元民にとっては圧倒的にクルマの方が便利と見えて、土日の朝ともなればコワイくらい多数のクルマが山岳部へと向けてビュンビュン吹っ飛ばしていました。その脇のコチコチに凍った路側帯を滑らないようにツボ足で歩くのはマジでコワかったです……。嗚呼、かつてそうだったように、クルマでスキー場に行く客の一定程度の割合が電車利用であれば、富山地鉄としても立山線の経営で頭を抱える必要はないのでしょうが……。かつては真冬でも寺田経由立山行と上滝経由有峰口or本宮行が交互に約1時間間隔で運転されていたことを思えば、新ダイヤの岩峅寺から先における日中1時間半間隔は、撮るのも乗るのもツラく不憫です……)。