昨日は首都圏で非常に久しぶりの大雪警報クラスの雪となりましたが、いつものボッテリとした湿った雪ではなく、相当乾いた雪が怒濤の嵐とともに叩きつけるという、まるで北国のような凄まじさ! これは首都圏の雪としては未体験ゾーンであります……。そんな中でも必死に列車を走らせて乗客の安全を保とうとされていた鉄道関係者の皆様には、誠にお疲れ様でしたと申し上げたく存じます。
しかし私は鉄道関係者ではないただのヲタ、しかも雪が降るほど熱い写欲が湧くという愚か者ですので、これほど降ると聞けばいてもたってもいられません。犬は喜び庭駆け回る……というように戌年ですし (笑)。そこで、夕方以降の最も激しい降雪の前に帰宅できるよう、近場を転々と周遊しようと思いまして、相模国と武蔵国を分ける境川の周辺を走る多種多様でツボな車両を撮り歩いて参りました。
というわけで、トップバッターは相模線の205系500番台~。いつもお世話になっております『JABODETABEK COMMUTERS NEWS』様によりますと、埼京線205系が先日めでたくジャカルタでお試し営業運転に入ったとのことで、炎熱の国とは対極的な雪の世界を走る205系を撮りたいな……ということです (笑)。もちろん、同じ205系とは言っても相鉄9000系顔のこの車両がジャカルタを走るはずもないわけですが、いや何と申しますかその……敢えて強く意識しておかないと、相模線205系500番台と雪の組み合わせを撮らないままに、この車両も○年後には引退してしまうだろうと思った次第です (どう見てもJREは、電力一大消費地である首都圏から非VVVF車を一刻も早く消そうと考えているように思われます)。
しかし問題は……本数の少なさ (泣)。どうせ平均20分間隔ぐらいでやって来るだろうと思いまして、何も考えず、否そもそも時刻表すら持たずに、吹きさらしの長い陸橋を歩いてJRE海老名駅に着いたところ……30分以上も間隔が開く時間帯もあるとは……(号泣)。乗るにしても撮るにしても延々と待っている間は非常に寒いですし、キレイに編成を撮影できる場所も非常に限られ (駅から歩いても大したところがないので結局駅撮り)、いやはや、初っぱなからかなりのタイムロス。まぁ、青濃淡帯のボディと雪の組み合わせがイケてますので良しとします……。
※205系500番台は1991年製ですが、205系ゆえ国鉄型車両カテゴリとしました。