地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

消えゆく箱根登山バス旧塗装

2016-06-11 00:00:00 | 濃いぃ路線バス&車両


 先日東海バスの公式HPを眺めた際、全線フリーきっぷの出現に驚喜したのもさることながら、沼津東海登山バスがつい最近「東海バスオレンジシャトル」に商号を変更したことには大いに腰を抜かしました……。そもそも箱根登山バスの三島・沼津地区の営業権を、同じ小田急グループの東海バスに譲渡した結果が、沼津東海登山バスの由来であるわけですが、これで社名から箱根登山の痕跡が消え、さらに今後はバスの新陳代謝により、登山旧塗装や「登山&東海ハーフ塗装」も消えて行くことになるでしょう……。



 そんな箱根登山バス旧塗装は、本家・箱根登山バスにおいても、朱色に近いオレンジ+クリームの新塗装、あるいは「ハートフルとざん」塗装によって次第に少数派へと追い詰められており、国道1号線の山登りバスにおいては明らかに旧塗装が少数派になったほか、関本=大雄山駅前を発着する中型車路線や湯河原地区においても、いつの間にか新塗装エルガミオが急増しています。個人的には、箱根登山バスの色はこちら旧塗装の方が断然お気に入りなのですが、塗り分けの面倒臭さや、箱根登山電車とイメージを合わせる必要から、新塗装へと移行するのは必然ということで、かな~り寂しいですね……。
 したがって、今や箱根登山バス旧塗装車を撮る機会に恵まれれば、それこそ祭り状態になってしまいます (笑)。1枚目は先日、関本で寝ているエアロミディを中心に撮影したものですが、この後乗った関本~地蔵堂線と関本~新松田線は、いずれも新塗装のエルガミオでした……(-_-;)。いっぽう2枚目は、今年1月に撮影した沼津東海登山の二段窓エアロミディ!! 伊豆の達磨山に登り、海沿いの集落・木負(きしょう)に下山したところ、沼津アルプスをバックに望む岸壁の折返場にこんな超大当たり車両が待っていたものですから、思わず疲れを忘れた鼻血ブー状態で激写しまくったのですが、冬の午後4時前ということで、やや影がかかってしまったことこそ悲しけれ……。
 というわけで、そのうち沼津、三島、熱海、湯河原、小田原……とまとめて巡り歩き、集中的に記録しなければ、と思います。