地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

能勢電1500系引退 (2) 深緑1550F

2016-06-21 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 阪急2100系あらため能勢電鉄1500系は周知の通り、阪急5100系の導入によって今年に入ってから急激に数を減らし、去る5月下旬には4連が運用を終了しましたが、残る2連2本となった1550・1560Fの活躍もついに明日までとなる旨、公式HPにて告知されています。そして、代わりに投入される5100系の2連2本は、1本が青白ツートン、もう1本が茶クリームツートン (公式HPによると「ティラミス」と呼ぶのだとか) となり、このダークグリーン・レトロ塗装は見納めとなります。



 まぁ正直、阪急2000系以降の張り上げ屋根・大窓標準ボディには、唐草模様にオレンジ窓枠という塗装は如何にもデザインとして「浮いた」感じがして、個人的にはビミョーだったのでした (この塗装の登場当時は銀窓枠のままだったようで、こちらの方がまだ「地方民鉄旧型車のアルミ窓枠化車」というストレートな印象で良かったかも)。とはいえまぁいずれにせよ、高度成長期以後の車両でも大正レトロモダンな雰囲気を何とか表現することに果敢に挑戦したという意味で、この1550Fには歴史的な意義があったのかも知れません。あと、先月下旬に山下駅を訪れた際には、この編成は妙見口運用に入っており、前回訪問時は日生中央運用でしたので、両方撮れて良かったなぁ~と思っています。