ミャンマーのLRBE削減ショックが未だ癒えない今日この頃……と思ったらここに来て、リンク頂いております『RBE』様の最新情報によりますと、キハ38が2連×2でコンピュータ支線2運用専用となったり、ヤンゴン~バゴー間のボロボロ混合列車13Up・14Downが東海キハ40系列になったり……。もう怒濤の勢いで浦島太郎気分です。しかしだからこそ、今後ますます増える日本中古車とミャンマー国鉄オリジナル車両、そしてチャイ罐とのめくるめく交錯がどうなって行くのか目が離せません。
というわけで個人的には、東方紅21と日本中古RBE改RBTのマニアックな編成に一層注目したいのですが、究極のところ、骨董品的な連結器ではなく日本風の自動連結器を装備している罐であれば、チャイ罐と同様にRBE改RBTを牽引できるわけで、これについても今後大いなる変化があり得なくもないでしょう。既に1970年代モノの東方紅21は、ミャンマー移籍組についても相当数離脱しつつありますし、一方急行客レを中心に日本風の自連を装備した車両が漸次増えているように見受けられますので (恐らく、スピードアップに伴う連結器のリニューアルも日緬鉄道協力の重要なメニューなのでしょう)、今後DF1200の自連装備車が増えれば、東方紅21に取って代わることになるでしょう。というわけで、日本の中古と中国の中古が手を取り合っているという、「中国夢」外交&尖閣問題以後の日中関係では最早絶対に有り得ねぇ~光景(まぁ、膨大な数の中国中車製車両の中に日本製部品が仕込まれていることには変わりないでしょうが)をご覧になりたい方は、今のうちかと存じます。
そんなRBE改RBT、基本的に毎日6両がゴロゴロと牽引されているのですが、実際には予備車が少なくとも3両以上あり、去る3月の訪問時にはキハ52 (RBT5002・5007) とキハ58 (RBT5019) がヤンゴン客車区の片隅で惰眠を貪っていました……。そこで「うぬぬぬ……松浦を4両もつなげるのは実につまらん! (松浦ファンの方スミマセン ^^; ←長崎県未訪問 ^_^;;) 松浦を2両抜いて、その代わりにキハ52・58が各1両組み込まれていれば最高なのだが……」とブツクサ独り言を垂れていたのですが (キモッ!)、その後「茶」様のブログにて、4月中旬~下旬にはキハ52の2両が組み込まれ、その分松浦が弾かれ、ちほくCR-70が先頭に出ているシーンを拝見し、思わず目眩がしましたです……。「何でオレの時には来てくれないのぉぉぉ~?!」と……(滝汗)。
とゆーか、そもそもの問題は、まだ他にもRBTとして再生可能な荒廃RBEの在庫がまだまだあるにもかかわらず、RBT改造車が突如ドバーッとミンゲ工場を出場したきり、しばらく増備車の音沙汰がない点にあるでしょう。あと5~6両増えてくれれば、6連×2+予備2両ということで、さほど不自由なく運用を回せると思いますし、そうなればキハ52・58のRBTも運用に入る確率が上がるはず……。
というわけで、ヤンゴン駅の陸橋からよく見える位置に留置されていたRBT5019を激写し、2013年の初訪問時にはコンピュータ大学運用で青息吐息のボロボロ姿で走っていたRBE5019に乗ったことを思い出しながら、オハ41並みの超ロングシートに改装されたRBT5019にいずれ揺られてみたいものだ……と思ったのでした。