地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

阪急京都線礼賛・09年5月 (2) 2300系準急

2009-06-22 00:19:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 GMの阪急板キットつながりで (?!)、早いものであっと言う間に1ヶ月前の話となってしまった京都出張の際に撮影した阪急画像の続きです。
 阪急京都線を訪れますと、たとえ6300系がなかなか姿を現さずとも、前パンで直流モーターの車両が次から次へと現れて退屈しないのですが、とくに2300系がやって来ると俄然シャキーンとヤル気が湧きますね~。既に嵐山線から撤退した2300系ですが、来年ついに登場50周年となるのを控え、本線筋では7連を組んで依然活躍中! しかも阪急としては、どうやらJRWに押されて懐事情が必ずしも良くないと思われる分、古い車両を丁寧に使おうとしている姿勢が非常に強く感じられます。とくに、撮影を終えて四条烏丸まで戻る際に2300系に乗ったところ、一部の車両は最近車内が更新されているような……。



 そんな現存する7連の2300系、桂の庫内で「休車」掲示を出して眠っている編成も見かけましたが (-_-;)、訪れた日は何と!昼間に2本も (?)運用に入っているではありませんか! (^O^) 確か在籍数が4~5本で、2本が常時休車となっているようですので、これは相当運が良いことになります……。ただ、20分の間隔を置いて続行運転していましたので、1本を撮影したのち限られた時間の中で列車に乗って別の撮影地へ……というわけにも行かず、結局桂駅周辺で撮っただけ……。これらの編成が梅田に到着し、さらに京都市内に戻って来る頃にはもう用務先へ向かわなければならなかったため(というわけで先述の通り乗車)、時間の制約が恨めしかったのは言うまでもありません (苦笑)。まぁ、こんな感じで撮影出来ただけでも御の字ですが……。
 それはさておき、前にご紹介しました通り、京都線の特急運用に3300系や5300系が乱入 (?) してガンガン走り回っているわけですが、2300系も特急運用に入ることは果たしてあるのでしょうか?! もし日によってはあり得るとすれば、う~む、当たりたいものですなぁ……。

満鉄風?車両を作る (2) サハ75風1両完成

2009-06-21 07:43:00 | 超へっぽこ模型製作


 今から半年以上前、鉄コレの「富井電鉄」凸型ELを中国・撫順礦務局色に塗り (昨年11月23日付記事をご覧ください)、さらに調子に乗ってGMのサハ75板キットに中国国鉄風の塗装を施したものですが……その後サハ75風客車の製作は、気が付いてみたら放置しまくりとなってしまいました (滝汗)。しかしその後、KATOから9600の再生産が発表され「これは緑皮塗装のスハ32も用意して、華中鉄道に戦時供出された車両の中国国鉄バージョンを再現するぞ!」という構想を思いついたり (^^;)、さらにはマイクロエースから満鉄あじあ号の再生産が発表されたりする中で (パシナ981を予約してしまった……笑)、「やはり個人的な満鉄&中国鉄路まつりを開催するにあたっては、撫順のヘロヘロ編成も完成させなければならない!」と思いまして、サハ75風客車の屋根づくり&塗装・インレタ貼り&コーティング・窓貼りなどを進め、ついに1両落成!! (^^) 
 そこで、とりあえず満鉄あじあ号客車と並べて完成写真を撮ってみましたが、いやはや……新幹線サイズのあじあ号客車と比べると、やっぱり子供のような存在にしか見えません (笑)。サイド気味に撮って両者がだいたい同じ大きさに写るようにするためには、あじあ号客車を思い切り後ろに遠ざけなければならないとは……(^^;)。ちなみに、本来この客車には合計5ケタの車番が付されていますが(4桁の編成番号+ハイフン+○両目)、面倒臭いので勝手に3ケタの車番としました。そもそも、本来は21~2mほどの車長があると思われるのですが、横着して20mのサハ75キットそのまんまですし、まぁフリーランスということで……(^^;;



 ちなみに、中国の22系以前の客車をご存じの方でしたらお気づきの通り、実車と比べるとベンチレーターが全く異なり、やむを得ずGMの小型ガラベンを使用しています。嗚呼……Nゲージサイズの中国風ミニグロベンパーツ、何処かにないものかしらん……(T_T)。ま、とにかくフリーランス。満鉄が製造した時点ではミニグロベンではなかったはず……ということで (^^;)。いっぽう台車は、中国22系客車はもとより撫順の客車も装備しているゴツい台車によく似ているクロスポイントのKD39にあっけなく決定~(笑)。台車を実車通りに黒く塗装するべきか否か、↑の状態が結構気に入っているだけに、非常に悩むところではあります (^^;
 もっとも、1両完成したのみでは、のほほんと喜んでいるわけにも参りません。現存するサハ75風の満鉄客車は3連+ELという編成を組んでいますので、少なくともあと2両は欲しいところでして、うち1両にはきちんと前照灯とのっぺらマスクを装備する必要があります。
 そこでぼちぼち、先頭車(と申しますか、ELを総括制御するための高級な装備は一切なく、推進運転時に前方監視員が乗り込んで窓から旗を出すための乗務員室がある車両)の製作を始めています。しかし最大の問題は……のっぺらマスクをなるべく効率良く作るためには、GM板キットのどの車両のマスクを流用すれば良いのかということ (汗)。というわけで、秋葉原のGMストアを訪れ、店内にズラリと並ぶ板キット群と睨めっこしまして、妄想脳内物質がドロリと分泌されるのを待つこと久し……(笑)。ついに「阪急マスクを使おう!」という結論に達しました。
 阪急と撫順礦務局……イメージ的に余りにもかけ離れ過ぎる世界を強引に接着しようとは、何とも荒唐無稽も甚だしいものがありますが、さっそく阪急マスクの側を多少削ったり、貫通ドアをパテで埋めたりしまして整形を加え、ノギスで幅を細かくチェックしながらいざ現物合わせで組み立ててみたところ……ぬおおぉぉっ! 何やらミョーにそれっぽい雰囲気となって参りました (^^;;)。というわけで、今後引き続き整形や塗装を施し、満鉄の残り香漂うヘンテコ車両の製作に邁進したいと考えています。
 それにしても……サハ75、ホントに撫順の満鉄車両に似ている……。あるいは、日本の敗戦と大満鉄の消滅に伴い戦後の日本国鉄に採用された設計スタッフが、満鉄ジテを秘かに偲んでサロ75を設計したのかも知れないなぁ……と妄想せずにはいられません、はい (笑)。

鉄コレ近鉄2250系をN化し、+αをつくる

2009-06-20 05:36:00 | 超へっぽこ模型製作


 ここのところマイクロエースの近鉄8000系に続きGMのシリーズ21が発売され、個人的に近鉄模型まつりとなりつつある今日この頃 (^^;)。それに華を添えるべく、最近手持ちの鉄コレ近鉄2250系1箱をN化してみました。
 元をたどると、個人的にまだ模型にのめり込んでいなかった1年半前……。近鉄特急60周年を記念して発売されました鉄コレ2250系のオーラに「うっ……何となく欲しい」と思い、いつもお世話になっている「ぱれっと」さんのたまたまの関西ご出張の折に1箱(2両)買っておいて頂いたのでした。その後しばらくの間、鉄コレ2250系は自宅の置物でしかなかったのですが……へっぽこ初心者なりに次第にNゲージにハマり、近鉄の車両が増えるにつれ、やっぱり走らせてみたいという欲望がふつふつと……(笑)。しかも近所の模型屋で、ジオマトリックス製の2250系用特製インレタが売れ残っているのを発見!
 しかし……やはり2両だけでは寂しい……。そこで、GMの近鉄12400系板キットを利用しまして、クリーム+紺塗装の車体更新釣掛特急 (→台車はクロスポイントのKD39) という、妄想も甚だしいフリーランス車両の製作に着手してみました……(笑。色は東武セイジクリームと近鉄ダークブルーを選択。スナックカーやサニーカーがあるうちに本当に塗って頂けませんかね~……ってムリか。^^;;;;)。



 こんな感じでとりあえずここ2ヵ月来、他の妄想車両の製作と並行しながら、のんびり・シコシコと妄想近鉄特急をいじっていたのは良かったのですが……あに図らんや! さる日曜日に行われた相鉄11000系展示会の帰り道、予約していたマイクロエースの711系を引き取るべく近所の模型屋に立ち寄ったところ、何と委託品のコーナーにお手頃価格の鉄コレ2250系が2箱も!! 即ゲットのうえ、とりあえず2両を速攻でN化しまして、堂々4両編成の出来上がり~♪ いや~~こういう奇跡的な出来事もあるものなのですね……(画像を撮ってレタッチした後で、車輪がズレていることに気付きました ^^;;)。
 というわけで、2250系だけで4連を組めるようになったため、紺クリーム塗装を施した12400系キットが宙ぶらりんとなってしまいましたが (滝汗)、これはこれで内心「うぉっ、かっけぇぇ!」と思っている一品ですので、これも4連化を目標に引き続きぼちぼちと製作し、個人的な近鉄まつり (笑) に華を添えたいと思っているところです。(この車両の今後の完成画像アップは省略です ^^;) あとは、2250系のもう1箱を、さてどうしたものか……。旧特急色6連をやってみたい反面、3扉化してみたい気も……。

山陽の国鉄型めぐり (8) 瀬戸内色103系

2009-06-19 07:33:00 | 国鉄型車両


 広島駅でお好み焼きを食べ腹一杯になった後は、103系「安芸路ライナー」に乗って呉線へ。但し、すぐに矢野で下車して撮影し、後続の普通列車でさらに移動しましたので、安芸路ライナーの醍醐味を味わったのは僅かだったのですが (^^;)。
 そんな日中の「安芸路ライナー」は多くの場合、3両編成の103系D編成で運用されていますが、そもそもこのD編成自体「安芸路ライナー」専用編成の感があり、本数が少ない……。確か3~4本しか存在しないのでは、と記憶しております。したがって、D編成に必ず組み込まれているクモハ103は、広島地区の中でも自ずと貴重な存在であり、今後どうなるのか懸念されますが、個人的にはもうしばらく安泰なのではないかと予想しています。と申しますのも……↑の画像にみる通り、D編成にも大幅な延命工事が施工されつつあるからです。とくに、クハ103にトイレが設置されているのは正直オドロキでありました……(^^;)。これってもしや……103系史上初のトイレ設置車では??! その重大性に気付いたのは、広島駅に停車中のD01編成に乗り込んだところ、何となくトイレがあるのを見かけて「んじゃ~ついでに」ということでスッキリした後でありました (爆)。



 いっぽう4連のB・E編成ですが……個人的に好きだった元岡山のマスカットE編成は、既に全車瀬戸内色に塗装変更され、何だかバリエーションが減って残念……。しかも↑のE05編成は、昨年の春に瀬戸内色に変更されてしばらく広島地区で運用されたのち岡山に転出(というか復帰)してしまいましたので、この姿で呉線内を行く姿は今となっては貴重なシーンとなったわけですが、まさか撮影時にはそのような展開は夢にも想像しませんでした。
 と申しますか……初めて呉線を訪問した2006年夏の記憶に基づき、日中の呉線は長くても4連だと信じて疑わずにフレーミングしていたところ……真っ昼間にイキナリ8連で現れ、「長過ぎる! ケ、ケ○が入らないぞぉ……」と狼狽しまくり (滝汗)。どうやら下校時間帯の運用数増加に備えた送り込みを兼ねて8連となったようなのですが、前2両と後ろ2両はほとんど誰も乗っていない8連の車内は線路脇で見ていても垂涎の光景……。そんな白昼の8連の先頭にE05編成が立っているという点でも、このカットは貴重なものとなりました。
 さらに、現在引き続き進められている223系新造→221系転配のあおりを受けて、京都あたりから113系が相次いで広島地区へ転属して103系を追いやっているようで、ゆくゆくは広島地区における103系8連の存在自体が超貴重なものとなって行くことでしょう……。そういう意味でも、突如現れて泡を食ったこのカットは思い出深い記録となったのでした。

東急恩田見物空振りの帰りに……デヤ様来臨

2009-06-18 00:00:00 | 大手民鉄 (東急)


 仕事が午前中で終わった帰り道、約1ヶ月ぶりに東急長津田工場の様子を見物してみたところ……長津田駅で自分の目の前を通過して入場した5159Fに思い切り邪魔されたため、まだ前回訪問時と同じ位置に留置中の失業入換車3両の並びを拝むことは叶わず……(-_-; まぁ、既に撮っているので良いのですが)。また、先日入場したばかりらしい8614Fも、早くも全車工場の建物の中に取り込まれてしまい、恩田の片隅で放置されている姿を拝むことも叶わず……(号泣)。最近の8500系の入場時には、検査が開始されるまでしばらく5+5の状態で放置されるのが慣例だと勝手に思い込んでいただけに (^^;) 見事に裏切られたかたちですが、それだけ現在たまたま工場の検査能力に余力があるのか、それとも田園都市線の車両使用状況が逼迫しており検査を急いでいるかのどちらかでしょう。
 ともあれ、こんな感じで見どころ(というか、撮りどころ) が少なかった今回の恩田訪問……。「つまらん。ちぇっ」とぼやきながら田奈まで徒歩で向かい帰宅しようとしたところ……突如長津田方からデヤが猛スピードで迫って来るではありませんか! しかもたまたまカメラは仕舞わずに持っている! そこで、下りホームの青葉台方にいた私はとっさの判断でホームの端に移動~。ちょうどカブった各停・中央林間行きが通過して停車した直後に後追い撮影成功!! 架線柱の位置が微妙なのは、まぁ致し方ないとして……デヤの長津田・こどもの国線・恩田以外での走行シーンを撮ったのは数年ぶりですので (^^;)、空振りな恩田訪問の最後にとんでもなく貴重なシーンを撮影できてラッキー♪



 ついでに、何の脈絡もありませんが、東急二大派手車両 (?) のもう一つとして、大井町線のニコタマ行き6000系急行をアップしてみましょう。「急行ニコタマ」表示の短い命 (?!) もあと1ヶ月を切りましたが、とりあえずほとんど注目されずにのんびり・まったりと走っています。

 恩田の話題に戻りますと、今やジャカルタで「ニュー歌舞伎」と言わんばかりの姿に変身した8613F (現地レポートをされている複数サイトやフリッカーなどに画像あり)の次の編成である8614Fが入場したということは、改めて8500系の廃車計画が棚上げになっていることを意味するわけで……。当面は伊豆急帯が存続するかどうか気になるところですが、似たような帯色を採用しているメトロ東西線用に新・ドアデカ車両15000系が大量導入されることと比べますと、東急の車両計画の流動化は非常に目立つような気がします (汗)。
 この他の恩田の現状としましては……クハ8001は既にあちこちで伝えられている通り、ナンバープレートと社紋が外されています……(どうなってしまうんだぁ……号泣)。8090・1000・9000は変化なし。何やら不可思議な沈黙という雰囲気も漂いますが、果たして今後は……。
 【0620補足】東急・伊豆急公式HPによりますと、今年も「伊豆のなつ」キャンペーンを7月5日から約2ヶ月間実施~! それに間に合わせるためもあって速攻検査開始となったのでしょうか??