地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

どっこい現存する元常磐の日根野105系 (上)

2015-08-12 00:00:00 | 国鉄型車両


 折角千代田線直通可能車両の話題が続いていますので、かつての直通車両の画像を引っ張り出してみましょう……。吹田総合車両所・日根野支所(随分と長い名前になったもんだ……)新在家派出所に属し、桜井・和歌山線で現存する、元常磐緩行線103系1000番台改め105系です! 関西にて出張ついで鉄する際、是非桜井線あたりで105系も……とかねてから思いつつも、結局30分間隔がネックになってロクに訪れていなかったのですが、225系新造に加えて323系新造も始まり、壮大な玉突きがJRWを覆うと思われる中、このままでは良くないと思いまして、あと鉄コレ105系新色の発売を記念しまして (まだN化してねぇ~ ^^;)、今年の3月に桜井線を訪れていたのでした。日根野の105系は、以前和歌山線の和歌山口で撮ったものですが……6年前か (滝汗)。



 すると何と! 既に桜井・和歌山線の105系は青い新塗装か万葉ラッピングのどちらかになってしまい、戸袋窓も埋められてしまったとばかり思っていたのが、良い意味で裏切られました……(^O^)。クリーム+赤帯塗装と戸袋窓・非ユニット窓の組み合わせが現存 (今年3月時点) していたとは!! 色の組み合わせこそ違い、雨樋の下にも帯がないという点で異なりますが、この姿こそ常磐緩行線時代の姿を最もストレートに思い出させるものです……。
 そして、既に常磐緩行線時代よりも桜井・和歌山線時代の方がこれらの車両にとって長い年月となってしまったわけですが、元々常磐線時代に十分ボロかった (^^;) 103系1000番台が、まさか2015年においても余裕で現役で、ギシギシ揺れながら奈良盆地や紀ノ川沿いをブッ飛ばし続けているとは……国鉄末期の105系化・転属当初は想像すらしませんでした。しかも、103系1000番台を常磐緩行線から追いやった203系が、今や日本国内に現存せず、ジャカルタで自走している編成もあれば、フィリピンで罐に牽かれる編成もあり……ということで先に凋落してしまいましたので、そんなことを思うにつけ、なおのこと原型のイメージを残した105系が神々しく見えます。この塗装or窓のまま何時まで走るか分かりませんが、また再会出来ると良いなぁ~と思っています。

小田急MSEメトロ湘南マリン号運転中

2015-08-11 00:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 お盆休みシーズンに入り、折からの暑さとも相俟って、海水浴場が大いに賑わう今日この頃かと思います。まぁ個人的には、塩水ってあまり好きではないですし、モテと無縁のキモヲタが海水浴場をウロウロしていてもヘンタイ扱いされるのがオチですので、そういう明るい世界にはすっかりご無沙汰なのではありますが、海水浴という特殊な流動に対応した海水浴臨という存在には興味を引かれます。
 そんな中、小田急では梅雨明けから八月中旬までの土日にかけて、メトロ直通の江ノ島特急「メトロ湘南マリン号」を運転しています。また、お盆休み期の平日には、メトロに直通しない「湘南マリン号」が設定されています。



 このうち、メトロ湘南マリン号は千代田線内発着の江ノ島特急ということで、乗ったときの意外度はマックスであるのはさておき、この列車の何がミソかと申しますと……MSE・60000形で運行されるため、ご丁寧にも列車名が正面の狭いスペースに表示されることでしょうか。これがもし30000形以前の形式で運行されるならば、せいぜい「臨時」としか表示されないでしょうから……。
 しかし、最近は常磐線内から東海道線へのアクセスが飛躍的に向上し、東京駅の同じホームでの乗り換えで済むようになったことから、わざわざ北千住発着でこのような列車を走らせる必要性があるとは余り思えないのも事実です (メトロはこねも然り)。というわけで、毎年夏の風物詩になる前に忽然と消えてしまう可能性もなくもないのでは……と思います (営業成績が良ければさておき→全然調べていない ^^;)。とりあえずサクッと撮影し、LEDの表示もキレイに撮れていますので、「後はどうにでもな~れ」という気分ですが (^^;)、とりあえず健闘に期待したいものです。
 なお、同じMSEの4連は、毎週土日の「えのしま」としてフツーに入線しています。架線柱の幅と間隔が狭い江ノ島線では、やはり4連が一番沿線撮りしやすいですね……(笑)。

千代田線からさよなら (?)、メトロの珍車06系

2015-08-10 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 小田急つながりで、そういえばこんな車両の画像がありました……。昨日、ネット上を千代田線06系が廃車回送された云々という話題が駆け巡っており、思わず腰を抜かした次第ですが、少なくとも千代田線の車両が綾瀬から新木場に送られるということは、廃車回送または他路線への転属である可能性が高いわけで、千代田線にはもう戻って来ないとしても不思議ではありません。嗚呼……これでまた一つ、珍車の中の珍車が姿を消そうとしています。



 個人的には、最近の……と申しますかVVVF時代に入ってからの車両には余り興味がない方ですが、メトロ06系については丸みを帯びたアルミ車体でありながら重厚・高級 (?) さを演出した雰囲気が好きで、登場以来一貫して、たまに千代田線や多摩急行で当たる度に鼻息が荒くなりニヤニヤしたものです……。椅子は確かに、ご多分に漏れずやや固いものの、インテリアもしっかりとした雰囲気で、総じてバブル崩壊前後の鉄道車両の良い点が集約されたような車両であったと思います。しかし、ドアの位置がホームドア化の時代にあって適合せず、1形式1本ということで、保守面でも手を焼いていたことが想像されます。というわけで、結局1編成を造ったのみで、しかも千代田線がらみの運用は取手から本厚木・唐木田まで壮大な範囲に及ぶことから、06系は滅多に遭遇できないまま離脱となるのは寂しいことです。私が撮ったのも、せいぜいこんな画像しかございません (滝汗)。
 さて今後は、改造を経て東西線07系に改番されるのか? それとも本当に解体されてしまうのか……? 

小田急1000形、江ノ島の海水浴輸送に励む

2015-08-09 00:00:00 | 大手民鉄 (小田急)


 今年の酷暑は本当にヒドイ。昨日はようやく北東からの風が吹いて、ややましな空気感となりましたが……。そんな中でも電車は健気に走っていますし、一歩車内に入れば強烈に冷房が効いていますので、何とも有り難い限りです。
 というわけで、最近は仕事の多忙で余り近場で撮り鉄するヒマがないのですが、それでも少しずつ撮る……ということで、小田急江ノ島賎民として夏の海水浴輸送に勤しむ1000形を、汗を流しつつ撮ってみました。平日の日中急行は新宿直通の10連で運行されるため、ワイドドア車が急行でやって来る機会はほとんどありませんが、土日は日中急行が町田~江ノ島間のローカル運転となるため、ワイドドア急行をゲットです♪



 もちろん快速急行であれば、平日・休日問わず10連でやって来ます。したがって、これ自体は珍しくも何ともない光景であるかも知れません。しかし……1000形は少しずつ更新工事が進み始め、幕ではなくなってしまいます。しかもワイドドア車は更新の対象となっておらず、したがっていずれ数年以内に廃車となってしまうものと思われます。あるいは、1000形の更新工事で余った電装品をワイドドア車の延命のために保存し、ワイドドア車は8251・8255Fと同じく、基本的に江ノ島線や町田・相模大野以西用として、今後も生き延びるのかも知れませんが……でもやっぱり今年の酷暑に鑑みて、駅でドアを開くたびに車内の気温が大変動しやすいワイドドア車はエコロジカルであるとは言えず、結局早々に廃車になってしまうのかも知れません。
 というわけで、ワイドドア車、とりわけ急行幕状態のそれにつきましては、意識して撮りためなければならないと思っております。しかし……8251・8255Fや3000形と共通運用であるわけで、狙って撮れるわけではないというのは何とも面倒臭い話です。勿論、8251・8255Fで来ればガッツポーズですが (乗務員には○ソミ○なようですが……^^;)。


第六ジャカルタ炎鉄録 (35) 埼京線205系 (下)

2015-08-08 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 昨年8月時点で唯一の8連だったハエ31編成。点灯サービス万歳!



 ハエ24編成。



 ハエ25編成。



 ハエ26編成。

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 ジャカルタに転じた南武線205系は、埼京線や横浜線のそれとは異なり、単に正面の額縁とスカートを赤くするのみで、側面帯についてはそのまま流用するそうで……(笑)。まぁ恐らく、南武線色がKCJ標準色と同じく十分警戒色になっていると判断したのでしょう。あるいは、もし一部のウワサ通りに6+6=12両編成として運用するとなれば、そのことをアピールするためにも他の8・10連と色を区別するということなのかも知れません。とにかく、このような展開も、埼京線が続々とデビューしつつあった昨年8月の時点では、全く想像もつかないことでした (^^;
 というわけで、205系画像の続きです。これらの中でもとりわけ個人的に印象が強かったのはハエ31編成でしょうか? 今でこそ横浜線8連が大量にデビューして、ジャカルタでの205系8連は珍しくも何ともありませんが、約1年前の時点では8連の編成不足を補うためでしょうか、ハエ31編成は6ドア車を抜いて軽快な8連となっていました。しかも連日ブカシ線入線ということで、個人的に大いに盛り上がったことは言うまでもありません。