地味鉄庵

鉄道趣味の果てしなく深い森の中にひっそりと (?) 佇む庵のようなブログです。

京阪8000系・京阪特急65周年HM姿

2015-09-21 00:00:00 | 都市民鉄 (近畿以西)


 京阪はこのたび特急運行開始65年を迎え、様々な企画を展開しているところですが、65周年で祝うというのは他社では余り聞かないような気がするのは私だけでしょうか。むしろ、66年というゾロ目で祝う方が「それっぽい」のではないか……と。否、多分66周年も何かを企画するのでしょう (笑)。
 ただ、情報に疎い関東の田舎者に過ぎない私は、その一環として去る18日まで8000系に記念HMを取り付けていたことを全く知らなかったのでした。やはり記念企画の一環である鉄コレ1000形 (流線型) の発売については、模型関連の情報として知っておりましたが、あくまで毎年恒例の京阪鉄コレとしてのみ認識しており、65周年記念企画であるということを全く見落としまくり……。それゆえ、大本営発表=公式HPにおける記念企画一覧記事を見そびれておりました。



 というわけで、先週京都に出張したついでに関西で鉄活動した際、まずは朝食後京都から大阪に向かおうとしたところ、行き交う8000系がどれも特急運行65周年HMを付けていることにビックリ仰天! そこで、是非京阪も撮っておかなければならない……と思いまして、大阪ではまず南海にて一仕事したのち、改めて京橋に舞い戻って来ました (本来の腹づもりとしては、南海を撮ったあとそのまま難波から近鉄特急に乗り、先日アップした四日市に向かうという予定)。まずは京橋駅前の王将にて腹ごしらえを済ませ、短時間普通に乗って某駅に降り立ち、「さぁ来い!」と待ち構えたところ……赤白の目出度い色の副標も凜々しく、雨煙を立てまくりながら8000系が大爆走する光景は余りにも魅力的で、思わずシャッターを切り忘れるところでした (アブナイアブナイ ^^;)。
 それにしても、京都駅にほど近い宿から南海に向かうのであれば、フツー常識的に考えて、JRWの新快速を利用するのがベストというものかも知れません。しかし個人的には、混み混みな223・225系に乗っても余り嬉しくない……。そこで、京都と大阪ミナミの間を移動する際には、多少時間と金がかかっても、丹波橋乗り換えの京阪ルート、あるいは西大寺乗り換えの近鉄ルートを利用することが多いのですが、今回はそれが功を奏して特急65周年HMを撮ることにつながり、しかもHM装着期間は先週金曜日=18日でおしまい!! いや~運が良すぎるだろオレ……と思ったのでした (笑)。

第七ジャカルタ炎鉄録 (6) JR103系低運

2015-09-19 00:00:00 | インドネシアの鉄道


 去る8月のジャカルタ訪問、帰国後にパクアン急行様のブログを日々拝見していますと、いろいろと間の悪いものであったと痛感しなくもありません。
 その一件は、205系の正面に掲げられた、インドネシア独立70周年記念大型ステッカーHM!!私が早朝にジャカルタを離れた日から続々と205系に貼られ、17日の独立記念日以後今日まで実に賑々しい雰囲気を放ちまくっているという……。嗚呼……これは本当に撮りたかったです (涙)。
 そしてもう一件は、南武線205系の運用入り! 正面と側面の南武帯をそのまま残し、そのうえで顔を赤く縁取るという異例の措置により、まずは朝のマンガライ~ドゥリ間フィーダや早朝のタンゲラン線で走ったかと思ったら、一昨日からは6+6の12連・8M4Tでの営業運転がスタート!! ホーム延長工事が進まない中、多くの駅でホームからはみ出しまくっているようですが、これは10連でも不足気味になりつつあったボゴール線のラッシュには強力な切り札であり、8連しかなく末期的な状態であった数年前がウソのようです。
 しかしその陰で、103系4+4=8連の命運は、いよいよ危ういものになりつつあると言えましょう……。



 そんな103系だけに、帰国したのち伝わって来る新事物を撮れなかった代わりに、今回の訪問時に乗って撮ることが出来たのは、本当に本当にラッキーなことでした!!
 かねてから103系は、運用から外れて予備車に回る期間が長続きすることが多く、その都度「ついにもうダメ、完全離脱か……」という強い懸念と失意を感じたものでした。とりわけ、去る8月の訪問を前にして、既に205系が急増して運用にも余裕が生じ、さらに南武線205系のために場所と整備エネルギーも取られていた模様であったことから、最早都営6000系やJR103系の活躍の場はなくなり、7月中に全ての運用から外れ、このまま廃車……と諦めていました。そんな気分は、出発直前に予約投稿していたこんな記事からも明らかです (→末尾をジャカルタ滞在中に慌てて補筆。滝汗)。したがって、今回の訪問におけるターゲットは、次になくなりそうな東急車、そして客車の新旧混色に絞っていたほどでした。
 それが何と!活動初日の朝6時台にガラ空きのブカシ行でマンガライに「出勤」し、駅を出て撮影地に歩いて行く途中、ふと茂み越しに線路の方を見やったところ……白地に赤黄帯、そしてグロベンがはっきりと見えたではありませんか! 103系は決して完全離脱したのではなく、あくまで予備車として生きていた!!! 但し、最早スルポン線やボゴール線へと長駆することはなく、あくまでラッシュ時限定のマンガライ~ドゥリ間のフィーダ運用専門で、決して老体に鞭打つことのないラクな運用として……。とはいえこのドゥリフィーダ、約1時間でマンガライからドゥリまでチンタラと往復し、それを午前中に3回、昼寝を経て午後に数回やるという、極めて分かりやすく狙いやすいものですので、これに入ったと分かれば俄然写欲と乗車欲が湧かずにはいられません♪ というわけで、たまに滅茶苦茶翻弄されて凹みながらも (汗)、とにかく「ジャカルタで103系を撮るのは今回こそ最後だろう」との一心で、103系と戯れるひとときを過ごしたのでした……。

四日市あすなろう鉄道「新車」試運転!

2015-09-18 00:00:00 | 地方民鉄 (中京北陸)


 近鉄四日市駅の片隅からひょっこりと発車する内部・八王子線は、全国的に見て極めて貴重なナローゲージでありながら、路線の短さと乗客減少ゆえ、近鉄が廃止を計画し、BRT化することを四日市市に持ちかけたものの、四日市市側の鉄道廃止反対によって二転三転、結局近鉄と四日市市が出資する四日市あすなろう鉄道として、今年春に再出発を果たしたことは周知の通りです。そんな四日市あすなろう鉄道には、四日市で運賃が切り替わることによる実質値上げ、そして非冷房という大きな問題がありますが、前者の問題が大きいからこそ、手がけやすいアピールとして冷房改造が早急に推進されることになったとか……。ただ個人的には、従来のパステルカラー車体のまま、三岐に譲渡された北勢線と同じく、床置式のクーラーを積むのだろうとばかり思っており、そのうちまた四日市界隈で鉄活動するついでに再訪すれば良いかな、と思っておりました。
 ところが何と……改造が終わって再び内部に運び込まれた車両は……何なのでしょうか、このカッコ良さは!! (^O^)



 従来のモ260・ク160の車体はそのままに、窓を丸ごと全く新しく優雅な一枚窓に変更するなど徹底的なリニューアルを施し、青とクリーム色のツートンカラーに身をまとっているとは……! しかも老朽化したサ120 (これはモ220由来だけに、余りにも古いのは事実) に代えて、サ180という完全な新車まで用意されているとは……! (したがってこの編成は完全な新車ではなく、一部リニューアル、一部新車というのが正確な表現でしょうか)
 というわけで、内部駅に留置中の画像をネットで眺めた私は、ナローゲージ新時代を強烈に感じさせながらも同時にヲタキラーな美しいツートンカラーの車体に完全に悩殺されまして、27日の運行開始を待たず一刻も早く見てみたい、と思ったのでした (爆)。
 そこで昨日、京都出張ついで鉄 (^^;) として大阪近辺の新鮮なネタを追い回したのち、久しぶりにアーバンPLUSのデラックスシートで青山峠越えを楽しみ、四日市に降り立ってみました。ただ、当初の腹づもりとしては、果たして何時からどういうスジで試運転をするのかも全く知りようがなく、とにかく内部駅の側線に留置されているシーンを拝むことが出来れば御の字、という程度だったのでありました。
 しかーし!そこに強力な撮り鉄の女神が微笑んでいました……♪ 四日市駅の改札を通ってホームに進むタイミングを見計らったかのように、新編成の試運転が到着……!! 四日市まで試運転で来た以上、必ず内部に戻ることから、途中で待ち構えて走行シーンを激写することに成功しました♪♪ いや~ナマで見ても、小粒な車体にツートンカラーが余りにも似合っており、「嗚呼来て良かった!!」と叫びたい気分 (笑)。来る27日の正式デビュー後も、ごくたまに訪れるとしても必ず動いているとは限りませんし……。
 まぁ何はともあれ、営業運転開始によってあすなろう鉄道の顔となることが大いに期待されますし、別の色(例えば近鉄復活色)も企画しているとかいないとか。本当に楽しみなことです……(*^^*)

西武のなんちゃって京急を初めて撮る

2015-09-16 00:00:00 | 都市民鉄 (首都圏)


 最近、西武沿線に本社があるKATOが、京急2100形のN模型リリースを発表し、「これは何という……。勿論KATOの強みは国鉄&JR形にあるわけで、側面がシャッターだらけのトンデモ荷物車カニ38を急行安芸増結セットに混ぜるという、開いた口が塞がらない展開が予告されたわけだが、同時に京急で攻めてくるとは……。マイクロのお株を奪って (?) 関東私鉄の多様な車種のリリースに打って出るという巷のウワサは本当なのだろうか?」と衝撃を受けたのですが、個人的には2100を購入するかどうかは、他の鉄コレをはじめとした私鉄車両の出具合と照らし合わせた上で考えることにしたいと思います (やっぱ一番良いのは80年代までの車両ですので ^^;)。



 それにしても、西武と京急という、全く対極にある存在どうしの接近が甚だしい (?) 今日この頃……。そんな動きを代表するのが、京急におけるなんちゃって西武イエローな新1000の出現であったわけですが、それと同じく西武でもなんちゃって京急が現れるだろうと思ったら、4扉の9000系に京急の優等系塗装を塗ったという展開には驚かされました (^^;;)。優等系を塗るとしたら4000系がベストなのではないかと……。そして2000・新2000・9000系であれば、細い白線の京急一般塗装が相応なのではないかと……。しかし考えてもみれば、4000系は平日には全く池袋に姿を現さないため宣伝にはなりませんし、京急一般塗装では「羽田空港や横須賀・三崎へ快特で行きましょう~♪」という宣伝にならないのも事実。というわけで結局、9000系に白羽の矢が立ったということなのでしょうが、個人的には正面は余り似合わんなぁ~と思う反面、側面はのっぺりしたデザインが功を奏して結構似合っているような気がします。やっつけで埋めた戸袋窓部分は何だかトホホですが……。
 ともあれ、こうしてヘンテコなネタ編成が現れ、しかも池袋線地上車であれば京急の黄色いヤツと比べれば遙かに狙いやすいだろうということで、池袋線沿線での仕事のついでに撮り貯めたかったのはやまやまでしたが、線路脇に立つ空き時間をなかなか確保できず、その機会は延び延びに……。しかしようやく、去る7月末に少々時間が空きましたので、用務先からノコノコと池袋線の踏切に向かいしばらく粘ったところ、目出度く急行池袋行きで現れてくれました! そこで、逆S字カーブを描きながら反応へ向かうシーンを激写!! というわけで、ネットで見かけた第一印象は完全にどこかに吹っ飛び、これはクセになりそうです (笑)。
 ただ、だからといって、GMから出ているN模型に手を出すつもりはありません。窓の廻りが赤く、自分で塗りつぶすのが面倒臭そうですので (T_T)。

関鉄常総線キハ0先頭の4連 (05年8月)

2015-09-15 00:00:00 | 地方民鉄 (関鉄系)


 先週の豪雨と大洪水で被災した関鉄常総線ですが、公式HPを拝見するにつけ、なるべく早期の復旧に向けた熱意が伝わってきます。20日に予定されていた鉄コレ優先販売つき撮影会は、このような状況ですので自ずと中止となってしまいましたが、これは実にやむを得ないことでしょう。むしろその一方で、下妻以北がいち早く再開されただけでなく、水海道以南でも再開に向けた準備が始まり、かつ代行バスの本数も大幅に増えているということで (当初はすぐに台数と要員を確保できなかったのかも)、いずれ全線再開ののち大きなイベントが水海道で開催されるのを楽しみにしたいと思います。



 それはさておき、水海道車両基地から疎開した車両の画像が、ここしばらくネット上に多々流布しておりますが、とりわけキハ0・310の6連には圧倒されました。TX開業前でしたら、当たり前のように4連が走っていましたが、さすがに6連は見たことない……。しかし、もし6連の営業運転がかつて存在していたとしたら、札沼線のラッシュアワーとタメを張れたのになぁ、と残念に思います (^^;
 そんなことを考えているうちに、そういえば……毎朝のラッシュを4連でこなしていた時代の画像をレタッチしないまま数多く放置していたことを思い出しました (^^;)。キハ300先頭の4連については、既に2005年8月にアップしていたのですが……。TXの開通で多くの通勤通学客が常総線からTXに流れることが余りにも明らかなため、花火大会等の行事時を除いて4連を一切廃止し、そのあおりでキハ300・350に廃車が多数発生するということで、慌てて撮りに行ったものでした。当時は誰も関鉄常総線に注目しておらず、頻繁運転でやって来るボロキハの大群を、たった一人で激写しまくったのは楽しい思い出です……。しかしそれも、早くも10年前の話だったりするのですね……(そして、つい先日開業したような印象のTXも、先月でちょうど10周年か!と気づき、時の流れの速さに愕然)。
 う~んそれにしても、是非いずれキハ0・310の鉄コレも出して頂き、こんな4連を机上に並べて「ムフフ……」と薄気味悪い微笑に独り浸ってみたいものです (爆)。とくに下館寄りの幌つきマスク、シブ過ぎます……(*^^*)。