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ミステリ感想-『夢幻巡礼』西澤保彦

2002年09月14日 | ミステリ感想
~あらすじ~
「ひとを殺すことが、こんなにも、おもしろいとは思ってもみなかった」
能解匡緒の部下・奈蔵渉は、警察官でありながら連続殺人鬼。
自己の狂気を冷徹に見つめる奈蔵が、かつて遭遇した密室殺人が十年後、再び新たな闇の扉を開く。


~感想~
読後感がいいわけもない、暗くおぞましい一作。
シリーズに伏線を張るための作品がこれでは、明るくにぎやかだった本編に影を落とし、ファンが減ったりしないだろうか?
謎解きがなんとなく篠田真由美っぽいと思うのはたぶん僕だけか。


02.9.14
評価:★★☆ 5
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