~あらすじ~
生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と起きる事故。
毒は本物にすり替えられ、脅迫電話は真実となり、そしてついに……。
「完全なる虚構」と「不完全な虚構」という二つの世界が交錯する、入れ子トリックの博覧会。
本格ミステリ・ベスト10 5位
~感想~
史上最高記録(?)の(ネタバレ→)作中作中作中作 にはただ呆れるばかり。一言で言うならば“でったらめなミステリ”。こんな仕掛け、たとえ考えついたとしても、実際に書いてしまうのは氏くらいでは? 膨大な伏線、きわめて複雑な構成、周到な細工(再度ネタバレ→たとえば、犬に話しかける形式にすることで、やたらと多い独り言(=セリフ)を自然に見せたり、過去と現在の双方に同じ人物(安藤)を登場させ、現実とドラマの継ぎ目を隠したり、などなど)
……なんじゃこりゃ。全くもって、よくぞこんなモノを書いたものだと呆れて呆れて呆れるばかり。
いや恐れ入った。まさに辣腕。“トリックメーカー”の面目躍如。
03.7.26
評価:★★★★☆ 9
生放送のテレビドラマ本番中に、スタジオ内で次々と起きる事故。
毒は本物にすり替えられ、脅迫電話は真実となり、そしてついに……。
「完全なる虚構」と「不完全な虚構」という二つの世界が交錯する、入れ子トリックの博覧会。
本格ミステリ・ベスト10 5位
~感想~
史上最高記録(?)の(ネタバレ→)作中作中作中作 にはただ呆れるばかり。一言で言うならば“でったらめなミステリ”。こんな仕掛け、たとえ考えついたとしても、実際に書いてしまうのは氏くらいでは? 膨大な伏線、きわめて複雑な構成、周到な細工(再度ネタバレ→たとえば、犬に話しかける形式にすることで、やたらと多い独り言(=セリフ)を自然に見せたり、過去と現在の双方に同じ人物(安藤)を登場させ、現実とドラマの継ぎ目を隠したり、などなど)
……なんじゃこりゃ。全くもって、よくぞこんなモノを書いたものだと呆れて呆れて呆れるばかり。
いや恐れ入った。まさに辣腕。“トリックメーカー”の面目躍如。
03.7.26
評価:★★★★☆ 9