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非ミステリ感想-『独白するユニバーサル横メルカトル』平山夢明

2007年01月14日 | ミステリ感想
~収録作品~
C10H14N2(ニコチン)と少年
Ωの聖餐
無垢の祈り
オペラントの肖像
卵男
すまじき熱帯
独白するユニバーサル横メルカトル
怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男


~感想~
「傑作ぞろい」「オススメ」「一般の方にこそぜひ手にとって欲しい」「このミス1位」「日本推理作家協会賞」とほうぼうで絶賛されているとあっては読まないわけにいかない。
で。僕の基準では「駄作」であり「糞」であり「時間の無駄」であり「このミスオワタ\(^0^)/」であり「日本推理作家協会賞オワタ\(^0^)/」であり、簡潔に一言でまとめるならば「可燃ゴミ」でした。
こんなものを「傑作」と推す審美眼が理解できないし「オススメ」できる神経も全くの謎、ましてや「手にとって欲しい」などと購買を勧めるのはもはや犯罪的ですらあると思えてならないし「このミス1位」や「日本推理作家協会賞」はオワタ\(^0^)/という念をさらに強く抱いただけである。
こんなものを「傑作」ともてはやすのならば、僕は自分の中の「傑作」という概念を捨てざるをえないし、こんなものを「ミステリ」と冠するのならば、僕はもう「ミステリ」というものを読みたくはない。
自分は優れた小説読みだと、小説というものが解ると思う向きが「ケッサクケッサク」ともてはやし、ありがたがっていればいいのだ。「納豆カレー」や「天ぷらアイス」のように僕の人生と一切関係のないところで存在していて欲しい。「オススメ」「ぜひ手にとって」「このミス1位」などと僕の人生に割り込まれるのは、正直言ってはた迷惑きわまりない。
もう一つ言うならばこんなものを「このミス1位」や「日本推理作家協会賞」に選んだお歴々は、もう二度と「このミス」や「日本推理作家協会賞」に絡んでいただきたくない。これを平山夢明ではないぽっと出の新人が書いてきても、あなたは票を投じたのですか?
久々に売りたくなった。


07.1.14
評価:問題外
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