~あらすじ~
密室、アリバイ崩し、ミッシングリンク……ネット上でさまざまな謎に挑む5人。
しかしその事件は全て、彼らが実際に起こした殺人事件だった。
犯人=出題者のくり出す難問奇問の果てに、彼らがたどり着いた地平とは――。
~感想~
「犯人当て」というミステリの肝を無くしながら、トリックだけでここまで面白く描けるものとは。
いわゆる「縛り」を自らに課したことで、「犯人当て」以外のミステリの魅力を研ぎすますことができたのだろう。
で。問題はラストである。なんだってラストがこうなるのか。これでは個人的に大不満だった『世界の終わり、あるいは始まり』の二の舞だ。読了後には思わず「里見の謎……」とつぶやいたし。(スルー推奨)
結末に関してはあるかないか解らないメッセージ性(?)なんかよりも、本格ミステリとしての結末を描いて欲しかった。
ラスト前までは本当に面白かった。ラストだけで評価が5点は下落した。
策士、策におぼれ、才人、才におぼれる。
07.1.16
評価:★☆ 3
密室、アリバイ崩し、ミッシングリンク……ネット上でさまざまな謎に挑む5人。
しかしその事件は全て、彼らが実際に起こした殺人事件だった。
犯人=出題者のくり出す難問奇問の果てに、彼らがたどり着いた地平とは――。
~感想~
「犯人当て」というミステリの肝を無くしながら、トリックだけでここまで面白く描けるものとは。
いわゆる「縛り」を自らに課したことで、「犯人当て」以外のミステリの魅力を研ぎすますことができたのだろう。
で。問題はラストである。なんだってラストがこうなるのか。これでは個人的に大不満だった『世界の終わり、あるいは始まり』の二の舞だ。読了後には思わず「里見の謎……」とつぶやいたし。(スルー推奨)
結末に関してはあるかないか解らないメッセージ性(?)なんかよりも、本格ミステリとしての結末を描いて欲しかった。
ラスト前までは本当に面白かった。ラストだけで評価が5点は下落した。
策士、策におぼれ、才人、才におぼれる。
07.1.16
評価:★☆ 3