~あらすじ~
その街に連続して起こった殺害事件。共通するのは死体と犯人の不可解な「消失!」。そして、殺されたのがいずれも赤毛の持主であったことだ。赤毛を恨む人間の復讐行なのか。最初の「驚愕」は、名探偵新寺仁が解き明かした真相にある。だが、その奥には二重三重の途方もない真実が…。
※コピペ
~感想~
あらすじはおろか感想すらなにを書いてもネタバレの危険を含む作品。
トンデモトリックとタイトル通りに作者まで「消失!」してしまったことで長らく伝説上のミステリ、幻の傑作となっていたが、このたびめでたく復刊。たしかに伝説となるにふさわしい逸品であった。
冒頭から連発されるかけね無しに完全無欠の「消失!」っぷりに脱帽。途中で察してしまい危ぶんでいた、伝説の象徴となる一発大ネタは中盤で惜しげもなく明かされ、並のミステリならばメインを飾る大ネタを上回る、第二第三の衝撃が押し寄せる。
読み返してみればどこまでもフェアプレイ精神にのっとった作品。幻の理由は希少価値だけではない。マニアならずともぜひ手に取ってほしい、歴史に残る傑作でした。
07.11.14
評価:★★★★ 8
その街に連続して起こった殺害事件。共通するのは死体と犯人の不可解な「消失!」。そして、殺されたのがいずれも赤毛の持主であったことだ。赤毛を恨む人間の復讐行なのか。最初の「驚愕」は、名探偵新寺仁が解き明かした真相にある。だが、その奥には二重三重の途方もない真実が…。
※コピペ
~感想~
あらすじはおろか感想すらなにを書いてもネタバレの危険を含む作品。
トンデモトリックとタイトル通りに作者まで「消失!」してしまったことで長らく伝説上のミステリ、幻の傑作となっていたが、このたびめでたく復刊。たしかに伝説となるにふさわしい逸品であった。
冒頭から連発されるかけね無しに完全無欠の「消失!」っぷりに脱帽。途中で察してしまい危ぶんでいた、伝説の象徴となる一発大ネタは中盤で惜しげもなく明かされ、並のミステリならばメインを飾る大ネタを上回る、第二第三の衝撃が押し寄せる。
読み返してみればどこまでもフェアプレイ精神にのっとった作品。幻の理由は希少価値だけではない。マニアならずともぜひ手に取ってほしい、歴史に残る傑作でした。
07.11.14
評価:★★★★ 8