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映画(DVD)感想―『28日後…』

2009年04月21日 | 映画感想

~あらすじ~
ある夜、即効性の怒りを発するウィルスに感染している実験用チンパンジーが、研究所に侵入した動物愛護活動家たちによって解放されてしまう。
その直後、活動家の一人がチンパンジーに噛まれて豹変、仲間に襲いかかり……。
28日後。
交通事故で昏睡状態に陥っていたジムは、ロンドン市内の病院で意識を取り戻す。ベッドから起き廊下をさまようジムだったが、院内にはまったく人の気配がなかった。人の影を求めて街へ飛び出したジムは、そこで驚くべき光景を目にする。


~感想~
こんなに酷い映画は久々に観た。
ゾンビ映画だが登場人物がのきなみゾンビよりバカなのだから始末が悪い。
移動中、多くの壊れた車が立ち往生しているトンネルに差しかかると、止められるのも聞かずに意気揚々と乗り込み、車の残骸を「イーヤッハー!」ノリノリで乗り越えた矢先、パンクしてしまいゾンビに殺到されるバカ親父を皮切りに、バカに次ぐバカが目白押し。
クソ映画なので遠慮なくネタバレすると、特に軍人が最強にバカである。
保護した女性2人に「我々には未来がない。だからヤラせろ」と飛躍した論理で迫り、抵抗した男を抹殺しようとするのは、まだ人間の醜い本性を描いていると言い訳ができるが、その女の片方が中学にも入ってない子供だったり、「このドレスで着飾れ」と要求するのはバカとしか言いようがない。
シチュエーションにこだわってんじゃねえよ。
対する女も負けてなくて、「なにも感じないようにしてあげる」と少女に飲ませた薬が明らかに麻薬系で、ラリッた少女は暴走するわ、軍人サイドも抹殺しようとした男に逃げられる無能ぶりだわ、逃げた一般人の男はいきなり軍人顔負けの戦闘技術に目覚めて大暴れするわの有様。
なんだこれ。


評価:☆ 1
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