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映画(DVD)感想―『ワン・ミス・コール』

2009年04月23日 | 映画感想

~あらすじ~
日本の「着信アリ」をハリウッドでリメイク。
女子大生のベスは、友人の不可解な突然死を悲しんでいた。そんななか、別の友人の携帯電話にいつもと違う着信音が鳴る。そこには3日後の着信が記録され、彼女自身の悲鳴のような声が録音されていた。
そして3日後、彼女は列車に轢かれ……。


~感想~
「リング」「呪怨」と一定の成功を収めてきた和製ホラーリメイクの完全な失敗作。
なにがダメかというと「一切怖くない」のが致命的。基本的に原作に忠実なリメイクなのだが、アレンジ(?)として用いた、呪われた人間の周りに奇妙な人間が現れるという趣向が大失敗。
見えそで見えない、ふとしたはずみに見え隠れする怪異が和製ホラーの真骨頂だが、欧米でははっきりと見せるのが普通なのだろう。ただグロいだけの化け物にうろつかれても、ちっとも怖くはない。
駄作だ駄作だと思っていた原作「着信アリ」がある程度は面白かったと思えてしまうほどの出来である。
つーか観ていて心拍数が1つも上がらないホラーってある意味すごいよな。


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