僕もそうだが、ミステリの解説を先に読む方は結構多いだろう。
そして先に読んだがためにネタバレを喰らったことも一度や二度ではないはずだ。
それどころかせっかく読了後に読んだのに、他作品のネタバレをかましている凶悪な物まで存在する。
そこでこれ以上の被害を出さないため、先に読んではいけない解説がある作品を紹介しよう。略して「この説」。
なお事前にネタバレ警告のある解説は除外しているが、警告前にネタバレをかましている糞野ろ……配慮の足りない解説もあるので、それは採り上げた。
「孤島パズル」有栖川有栖 創元推理文庫
ネタバレ解説といえば真っ先に挙がるのがこれである。
いちおう事前に警告はするのだが、なんと警告前に犯人の性別を特定する一文がありやがる。
しかも本作だけではなく次作の「双頭の悪魔」の重大なネタバレまでかましているので、さらなる注意が必要。
この歴史に残る糞解説を書いた光原百合の作品を、この糞解説のせいで読む気が起きないという向きはかなり多いはずだ。
「亜愛一郎の転倒」泡坂妻夫 創元推理文庫(※初版のみ?)
「孤島パズル」と双璧をなす有名な糞解説がこちら。
亜愛一郎シリーズの重大なネタバレを「このくらいは言っても構わないだろう」とお気楽にかましている。
もしこの糞解説を見るならば次作の「亜愛一郎の逃亡」を必ず先に読むことを勧める。
なおネタバレがあるのは初版だけで、以降は削除されているという情報もあるが未確認。
「三人目の幽霊」大倉崇裕 創元推理文庫
これもネタバレ警告があるにはあるが、短編集のある一編の重要なネタバレが、警告前にかまされているという糞解説。
「悪の教典」貴志祐介 文春文庫
映画版の監督を務めた三池崇史が、結末の重要なネタバレをかましている。
ギリギリ言ってもいいのかもしれないが、やはり興ざめとなるネタバレなので要注意。
「チョコレートゲーム」岡嶋二人 講談社文庫
これは解説ではなく、表紙にある重要な手掛かりが書かれている。
「グラン・ギニョール城」芦辺拓 創元推理文庫
解説はもちろんのこと、あらすじでも「それは書いたら興ざめだろ…」というある情報が書かれている。
「夜行観覧車」湊かなえ 双葉社
これは解説ではなく、カバーに巻かれた帯でドラマ版に主演した松たか子が結末を示唆するネタバレをかましている。
カバーにも油断してはならない。
「名前探しの放課後」辻村深月 Wikipedia
これはちょっと例外だがWikipediaに重要なネタバレが平然と書かれているので要注意。
作者の別の作品と裏でつながりがあり、それが明かされているのだが、その作品がなんなのかを書くこともネタバレとなるのでなんとも言及しにくい。
「顔のない肖像画」連城三紀彦 新潮文庫
本編のネタバレは無いが、なんら予告もなしに「戻り川心中」や「恋文」のネタバレをかます糞解説なので迷わず破り捨てることをおすすめしたい。
「鬼畜の家」深木章子 講談社文庫
この新人賞名物の島田荘司御大の解説は熱が入り過ぎて若干ネタバレ気味なので、読了後に読むことをおすすめしたい。
「ある閉ざされた雪の山荘で」東野圭吾 講談社文庫
本編のネタバレ前に注意はしてくれるものの、ついでに予告なく他の東野作品のトリックの種類を次々と割っているので要注意。何やってんだよ法月……。
「顔 FACE」横山秀夫 徳間文庫
結末のネタバレをかましている糞解説。
「焦茶色のパステル」岡嶋二人 wikipedia
2時間ドラマ化された際のタイトルが、いかにも2時間ドラマらしくストレートかつネタバレも甚だしい代物なので、読了後に調べることをおすすめする。
「猫間地獄のわらべ歌」幡大介 講談社文庫
少々ネタバレが過ぎており、また「P●のあるセリフを始め、伏線もしっかり張られている」と言いながらどういうわけか該当ページにその伏線が見当たらないという破天荒さ。
ついでに僕がまだ読んでいない作品の、各サイトや掲示板などから集めたネタバレ注意報を紹介する。
「切り裂きジャックの告白」中山七里 角川書店 ※帯にネタバレ
「不倫夫人殺人事件」鷹見緋沙子 ※あらすじにネタバレ
「無縁坂殺人事件」草川隆 廣済堂文庫 ※あらすじにネタバレ
「シャワールームの女」荒木一郎 徳間文庫 ※あらすじにネタバレ
「ABO殺人事件」清水義範 ソノラマ文庫版 ※表紙にネタバレ
読んだものの手元になくネタバレ内容を確認できないものも紹介。
「花嫁は二度眠る」泡坂妻夫 光文社文庫
「掌の中の小鳥」加納朋子 創元推理文庫
「倒錯のロンド」折原一 講談社文庫
「沙羅は和子の名を呼ぶ」加納朋子 集英社文庫
「ふたたび赤い悪夢」法月綸太郎 講談社文庫
「放課後」東野圭吾 講談社文庫
「我らが隣人の犯罪」宮部みゆき 文春文庫
「スナーク狩り」宮部みゆき 光文社文庫
その他、中島河太郎の解説は基本的に予告なしネタバレをしているので要注意なことを付記しておく。
そして先に読んだがためにネタバレを喰らったことも一度や二度ではないはずだ。
それどころかせっかく読了後に読んだのに、他作品のネタバレをかましている凶悪な物まで存在する。
そこでこれ以上の被害を出さないため、先に読んではいけない解説がある作品を紹介しよう。略して「この説」。
なお事前にネタバレ警告のある解説は除外しているが、警告前にネタバレをかましている糞野ろ……配慮の足りない解説もあるので、それは採り上げた。
「孤島パズル」有栖川有栖 創元推理文庫
ネタバレ解説といえば真っ先に挙がるのがこれである。
いちおう事前に警告はするのだが、なんと警告前に犯人の性別を特定する一文がありやがる。
しかも本作だけではなく次作の「双頭の悪魔」の重大なネタバレまでかましているので、さらなる注意が必要。
この歴史に残る糞解説を書いた光原百合の作品を、この糞解説のせいで読む気が起きないという向きはかなり多いはずだ。
「亜愛一郎の転倒」泡坂妻夫 創元推理文庫(※初版のみ?)
「孤島パズル」と双璧をなす有名な糞解説がこちら。
亜愛一郎シリーズの重大なネタバレを「このくらいは言っても構わないだろう」とお気楽にかましている。
もしこの糞解説を見るならば次作の「亜愛一郎の逃亡」を必ず先に読むことを勧める。
なおネタバレがあるのは初版だけで、以降は削除されているという情報もあるが未確認。
「三人目の幽霊」大倉崇裕 創元推理文庫
これもネタバレ警告があるにはあるが、短編集のある一編の重要なネタバレが、警告前にかまされているという糞解説。
「悪の教典」貴志祐介 文春文庫
映画版の監督を務めた三池崇史が、結末の重要なネタバレをかましている。
ギリギリ言ってもいいのかもしれないが、やはり興ざめとなるネタバレなので要注意。
「チョコレートゲーム」岡嶋二人 講談社文庫
これは解説ではなく、表紙にある重要な手掛かりが書かれている。
「グラン・ギニョール城」芦辺拓 創元推理文庫
解説はもちろんのこと、あらすじでも「それは書いたら興ざめだろ…」というある情報が書かれている。
「夜行観覧車」湊かなえ 双葉社
これは解説ではなく、カバーに巻かれた帯でドラマ版に主演した松たか子が結末を示唆するネタバレをかましている。
カバーにも油断してはならない。
「名前探しの放課後」辻村深月 Wikipedia
これはちょっと例外だがWikipediaに重要なネタバレが平然と書かれているので要注意。
作者の別の作品と裏でつながりがあり、それが明かされているのだが、その作品がなんなのかを書くこともネタバレとなるのでなんとも言及しにくい。
「顔のない肖像画」連城三紀彦 新潮文庫
本編のネタバレは無いが、なんら予告もなしに「戻り川心中」や「恋文」のネタバレをかます糞解説なので迷わず破り捨てることをおすすめしたい。
「鬼畜の家」深木章子 講談社文庫
この新人賞名物の島田荘司御大の解説は熱が入り過ぎて若干ネタバレ気味なので、読了後に読むことをおすすめしたい。
「ある閉ざされた雪の山荘で」東野圭吾 講談社文庫
本編のネタバレ前に注意はしてくれるものの、ついでに予告なく他の東野作品のトリックの種類を次々と割っているので要注意。何やってんだよ法月……。
「顔 FACE」横山秀夫 徳間文庫
結末のネタバレをかましている糞解説。
「焦茶色のパステル」岡嶋二人 wikipedia
2時間ドラマ化された際のタイトルが、いかにも2時間ドラマらしくストレートかつネタバレも甚だしい代物なので、読了後に調べることをおすすめする。
「猫間地獄のわらべ歌」幡大介 講談社文庫
少々ネタバレが過ぎており、また「P●のあるセリフを始め、伏線もしっかり張られている」と言いながらどういうわけか該当ページにその伏線が見当たらないという破天荒さ。
ついでに僕がまだ読んでいない作品の、各サイトや掲示板などから集めたネタバレ注意報を紹介する。
「切り裂きジャックの告白」中山七里 角川書店 ※帯にネタバレ
「不倫夫人殺人事件」鷹見緋沙子 ※あらすじにネタバレ
「無縁坂殺人事件」草川隆 廣済堂文庫 ※あらすじにネタバレ
「シャワールームの女」荒木一郎 徳間文庫 ※あらすじにネタバレ
「ABO殺人事件」清水義範 ソノラマ文庫版 ※表紙にネタバレ
読んだものの手元になくネタバレ内容を確認できないものも紹介。
「花嫁は二度眠る」泡坂妻夫 光文社文庫
「掌の中の小鳥」加納朋子 創元推理文庫
「倒錯のロンド」折原一 講談社文庫
「沙羅は和子の名を呼ぶ」加納朋子 集英社文庫
「ふたたび赤い悪夢」法月綸太郎 講談社文庫
「放課後」東野圭吾 講談社文庫
「我らが隣人の犯罪」宮部みゆき 文春文庫
「スナーク狩り」宮部みゆき 光文社文庫
その他、中島河太郎の解説は基本的に予告なしネタバレをしているので要注意なことを付記しておく。