WWEといえば昔は選手の入れ替えが激しく、毎年のように数十人が解雇されていたが、今ではよほどの不祥事を犯さない限り解雇されなくなっている。退団するのはほとんどが契約終了したケースだ。
そのため選手数がやたら増えてしまい、ほとんど出番の無い選手も多い印象。そこでWWEでは一年の区切りとされるレッスルマニア後11週+特番の放送分の選手ごとの試合数を集計してみた。
試合数の集計ページへ
故障中やスポット参戦の選手を除き、11週+特番で全く出場していないのはエピコ・コロン、プリモ・コロン、シェルトン・ベンジャミン、ミッキー・ジェームス、リヴ・モーガンの5人。
1試合しか出ていないのは、エリック・ヤング、コナー&ビクター、ヒース・スレイター、アポロ・クルーズ、ジンダー・マハル、マット・ハーディー、ラーズ・サリバンの8人。
3試合以下まで広げるとタイタス・オニール、モジョ・ローリー、アリシア・フォックス、サラ・ローガン、ルビー・ライオット、アリスター・ブラック、カーティス・アクセル、チャド・ゲイブル、中邑真輔、ボー・ダラス、ランディ・オートン、ルセフ、ローワン、アスカ、エンバー・ムーンの15人も加わる。
怪我も係争もしていないはずの86人中、11週間で3試合以下が28人。実に3割超である。
TV放送のロウ、スマックダウンと、ネット放送のメインイベント(※番組名)だけ集計し、放送の無いハウスショーは省略したし、中邑あたりは日本公演に合わせて休暇を取ったように思えるが、それにしてもこれはちょっと干し過ぎではあるまいか。
試合こそしていないが毎週のように出ているラーズ・サリバンなどストーリー上の出番がある選手は多々いるが、しかしレスラーの本分は試合にあるはずだ。
またWWEは野球のセ・パリーグのようにロウ、スマックダウンで出場選手を別にしているが、視聴者数の低下を受け5月1週からワイルドカードと称し、人気選手を越境して出場させており、中堅以下の出番はますます減っている。
10年前ならばベロシティ、ヒートなどサブ番組で中堅以下が8試合ほどしていたが、今はメインイベントのみ(しかもネット放送)でたったの2試合である。一方で軽量級の選手を十数人集めた205ライブは代わり映えのしないメンツでマンネリ化が激しいが、それでも人数が少ない分、出番は多い。先頃マイク・ケネリスが5年契約を更新したが、彼はスマックダウンで完全に干され、それこそ11週あたり1~3試合(それもネット放送のみ)だったが、205ライブに移籍すると大幅に出番が増えた。退団濃厚と見られていたが、出番増が更新の理由かもしれない。
下部組織のNXTでチャンピオンに輝き昇格したアリスター・ブラックは「特にストーリーが無い」という理由で9週間、試合をしていない。NXTからは毎年十数人が昇格しているが、干されていてはなんのために上がったのかわからない。
しかしAEWが旗揚げし、できるだけ他団体に流出させたくないWWEは、ますます選手を囲い込むことだろう。新陳代謝が望まれるが、中堅以下の出番は今後も増えることはあるまい。
そのため選手数がやたら増えてしまい、ほとんど出番の無い選手も多い印象。そこでWWEでは一年の区切りとされるレッスルマニア後11週+特番の放送分の選手ごとの試合数を集計してみた。
試合数の集計ページへ
故障中やスポット参戦の選手を除き、11週+特番で全く出場していないのはエピコ・コロン、プリモ・コロン、シェルトン・ベンジャミン、ミッキー・ジェームス、リヴ・モーガンの5人。
1試合しか出ていないのは、エリック・ヤング、コナー&ビクター、ヒース・スレイター、アポロ・クルーズ、ジンダー・マハル、マット・ハーディー、ラーズ・サリバンの8人。
3試合以下まで広げるとタイタス・オニール、モジョ・ローリー、アリシア・フォックス、サラ・ローガン、ルビー・ライオット、アリスター・ブラック、カーティス・アクセル、チャド・ゲイブル、中邑真輔、ボー・ダラス、ランディ・オートン、ルセフ、ローワン、アスカ、エンバー・ムーンの15人も加わる。
怪我も係争もしていないはずの86人中、11週間で3試合以下が28人。実に3割超である。
TV放送のロウ、スマックダウンと、ネット放送のメインイベント(※番組名)だけ集計し、放送の無いハウスショーは省略したし、中邑あたりは日本公演に合わせて休暇を取ったように思えるが、それにしてもこれはちょっと干し過ぎではあるまいか。
試合こそしていないが毎週のように出ているラーズ・サリバンなどストーリー上の出番がある選手は多々いるが、しかしレスラーの本分は試合にあるはずだ。
またWWEは野球のセ・パリーグのようにロウ、スマックダウンで出場選手を別にしているが、視聴者数の低下を受け5月1週からワイルドカードと称し、人気選手を越境して出場させており、中堅以下の出番はますます減っている。
10年前ならばベロシティ、ヒートなどサブ番組で中堅以下が8試合ほどしていたが、今はメインイベントのみ(しかもネット放送)でたったの2試合である。一方で軽量級の選手を十数人集めた205ライブは代わり映えのしないメンツでマンネリ化が激しいが、それでも人数が少ない分、出番は多い。先頃マイク・ケネリスが5年契約を更新したが、彼はスマックダウンで完全に干され、それこそ11週あたり1~3試合(それもネット放送のみ)だったが、205ライブに移籍すると大幅に出番が増えた。退団濃厚と見られていたが、出番増が更新の理由かもしれない。
下部組織のNXTでチャンピオンに輝き昇格したアリスター・ブラックは「特にストーリーが無い」という理由で9週間、試合をしていない。NXTからは毎年十数人が昇格しているが、干されていてはなんのために上がったのかわからない。
しかしAEWが旗揚げし、できるだけ他団体に流出させたくないWWEは、ますます選手を囲い込むことだろう。新陳代謝が望まれるが、中堅以下の出番は今後も増えることはあるまい。