~あらすじ~
若手屈指の歌舞伎役者の中村銀弥に嫁いだ一子は、話の面白い若ハゲとの浮気に心傾くが、銀弥が徐々に言葉を失っていく心の病に悩む。
一方イケメン以外にこれといった特徴のない私立探偵は、いつでも女口調の女形と、昭和ミステリみたいな少年助手という濃すぎるワトスンを従え劇場内で起こった殺人を追う。
本格ベスト73位
~感想~
話自体はいろいろ無茶であまり楽しめなかったが、2時間ドラマの世界にしれっと紛れ込んだバリバリの本格ミステリの住人を探す、ある意味で人狼形式は興味深かった。
終盤までいたって普通の2時間ドラマだったのに、真相開示とともに「あれ?ジャンル変わった?」というほどの突飛過ぎる動機が飛び出す。
その動機がバリバリの本格ミステリ、それも異セカイもとい異世界本格ミステリの手法であり完全に浮いているものの、この舞台と設定ならば「きわどい!でも…入ってる!(チャンスアップ演出)」とギリのギリで受け入れられよう。
これを二作目で出してくるとはさすが作者は孤島物でデビューした鮎川賞作家なだけはある。「凍える島」超つまらなかったけど。
18.9.4
評価:★★★ 6
若手屈指の歌舞伎役者の中村銀弥に嫁いだ一子は、話の面白い若ハゲとの浮気に心傾くが、銀弥が徐々に言葉を失っていく心の病に悩む。
一方イケメン以外にこれといった特徴のない私立探偵は、いつでも女口調の女形と、昭和ミステリみたいな少年助手という濃すぎるワトスンを従え劇場内で起こった殺人を追う。
本格ベスト73位
~感想~
話自体はいろいろ無茶であまり楽しめなかったが、2時間ドラマの世界にしれっと紛れ込んだバリバリの本格ミステリの住人を探す、ある意味で人狼形式は興味深かった。
終盤までいたって普通の2時間ドラマだったのに、真相開示とともに「あれ?ジャンル変わった?」というほどの突飛過ぎる動機が飛び出す。
その動機がバリバリの本格ミステリ、それも異セカイもとい異世界本格ミステリの手法であり完全に浮いているものの、この舞台と設定ならば「きわどい!でも…入ってる!(チャンスアップ演出)」とギリのギリで受け入れられよう。
これを二作目で出してくるとはさすが作者は孤島物でデビューした鮎川賞作家なだけはある。「凍える島」超つまらなかったけど。
18.9.4
評価:★★★ 6