タイトルの本はあたい1400両、7月末徳間書店発行である。
NHK特派員、米国のシンクタンクの研究員として、米国政
策に影響を与えうる人物たちとの交流で得た彼らの意見を紹
介しているところが面白い。
東部のリベラルな新聞、学者、民主党員には理屈抜きで中国に
親近感を持っているものが多いと言う。いわれるまでもなく、
日々報道を見ていると分かることではあるが、根っこにある
オピニオンリーダーたちが生の声でどういっているかを聞く
のは一興である。一驚して一恐するところ、又なきにしもあ
らず。
共和党の軍事戦略思想たとえば今ラムズフェルド国防長官が推
進している「トランスフォーメーション」もやり方によっては、
思いもかけないfar reaching implicationsがあるが、日高
氏の観測も興味深い。ライス長官のあまさぶりもちょっと心配。
南下ロシアなき日英同盟、南下ソ連の脅威なき日米同盟のあや
うさもある。(シナの覇権主義の前では)
聞くところによると、アメリカはステルス機による威力偵察を
平壌上空ですでに大々的に行っているともいう。徹底した北鮮
の空爆破壊作戦計画も完了していると言うが、地上軍を派遣す
る計画はないとか。