優勝した日本は次回開催国の権利に一番近いだろうが、シモ(下)に述べる理由から立候補してはならない。
1・日本のプロ野球界の現状から言って、すっきりと国内が一本にまとまることが難しい。選手団編成でもあっちの面子も立てる、こっちの顔も立てる式で最強チームを作ることがもともと難しい。まして国内開催となれば甘いものに群がる蟻の様にさまざまな勢力が出てきて収拾がつかなくなる。
2・サッカーのワールドカップの共同開催のときのように韓国の買収工作が激しくなる。日本の政治家などまるっきり弱いからね、こういう攻勢には。東アジアの宿痾であるツツモタセという手も使うだろう。日本の政治家は抵抗できない。再び、まんまと日韓共同開催にでも持ち込まれたら目もあてられない。
3・ここは中南米でやるのがよい。野球場も沢山在るだろう。ひとつ恩を売っておくのだ。選手たちも日本の雑音にわずらわされずに今回のように生き生きと活躍できるだろう。
いっそ、ヨーロッパで開催するのがよいかもしれない。WBCの狙いが商圏の拡張であるからには、欧州に野球を広めるいい機会になる。
韓国が今年のシーズン後に日韓戦をやって決着をつけようと失礼なことをいっている。往生際の悪いことだ。オリンピックだから、WBCだからスケジュールの一部として試合してやっただけだ。単独で日韓戦などやりたい日本の選手などいないだろう。単独開催の日韓戦など見たい日本のファンはいない。