東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

WBC、日本開催は不可

2006-03-23 22:42:22 | インポート

優勝した日本は次回開催国の権利に一番近いだろうが、シモ(下)に述べる理由から立候補してはならない。

1・日本のプロ野球界の現状から言って、すっきりと国内が一本にまとまることが難しい。選手団編成でもあっちの面子も立てる、こっちの顔も立てる式で最強チームを作ることがもともと難しい。まして国内開催となれば甘いものに群がる蟻の様にさまざまな勢力が出てきて収拾がつかなくなる。

2・サッカーのワールドカップの共同開催のときのように韓国の買収工作が激しくなる。日本の政治家などまるっきり弱いからね、こういう攻勢には。東アジアの宿痾であるツツモタセという手も使うだろう。日本の政治家は抵抗できない。再び、まんまと日韓共同開催にでも持ち込まれたら目もあてられない。

3・ここは中南米でやるのがよい。野球場も沢山在るだろう。ひとつ恩を売っておくのだ。選手たちも日本の雑音にわずらわされずに今回のように生き生きと活躍できるだろう。

いっそ、ヨーロッパで開催するのがよいかもしれない。WBCの狙いが商圏の拡張であるからには、欧州に野球を広めるいい機会になる。

韓国が今年のシーズン後に日韓戦をやって決着をつけようと失礼なことをいっている。往生際の悪いことだ。オリンピックだから、WBCだからスケジュールの一部として試合してやっただけだ。単独で日韓戦などやりたい日本の選手などいないだろう。単独開催の日韓戦など見たい日本のファンはいない。


メジャーへ大流出、WBC

2006-03-23 21:31:58 | インポート

WBCで日本が優勝したことで、またぞろ大量に日本の選手がメジャーに引き抜かれそうだ。WBCを観戦したMLBのスカウトたちのアンケートだとMLBが引き抜きたい選手は32人いて、そのうち日本選手は22人だそうだ。加えて、王監督にもメジャー監督就任のオファーが複数の球団からきているという。

所詮年俸の格差が原因だろう。一流の選手とプレイしたいからだと奇麗事をいうが、一流選手があつまるのも年俸が桁違いだからだ。

日米以外の第三国との格差はともかく、日本とアメリカの格差はありすぎる。年俸をまかなうのは興行収入ということになるから、日米の興行収入に格段の差があるということになる。日米の経済力からしてしょうがないものかどうかということだ。

日本のGNPはアメリカの半分ですか、半分強ですか。しかし球団の数はアメリカが倍以上ある。とすると今のような格差がつくのはおかしい。まして、アメリカには興行的に野球の強敵となるバスケットボールやフットボールなど沢山の人気あるプロスポーツがある。

日米の興行主に営業力の差がありすぎるということだろう。そういう意味では昨年ホリエモンをよってたかってはじき出したのはかえすがえすも残念だったね。楽天の三木谷というのは優等生らしい。ホリエモンつぶしの刺客としてプロ野球興行のボスたちから陰で操られている。興行成績が一変するようなことは期待できない。

興行主に営業力がなければ選手たちが高い年俸をもとめてメジャーに行くのは当然だ。日本球界で育ててもらった恩を考えろ、とか、愛国心がないなどというのは見当はずれだ。

なれた自国でプレイするのは眼に見えないメリットがある。安心感がある。格差がせいぜい倍くらいならメージャー行きもそうないのではないか。今みたいに差があれば流出を止めるのは無理だろう。

オプションはいくつかある。

1.巨人をつぶす。停滞の象徴だからね。もっとも元も子も失くす恐れもある。それならそれでしょうがないか。

2・アメリカ大リーグ機構に日本の興行も請け負ってもらう。

3.改革絶叫マシン小泉首相に引退後日本野球機構会長をしてもらう。