東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

お持ちの勝ち馬投票券はお捨てにならないでください

2006-04-24 22:31:12 | 社会・経済

千葉七区補選の敗因を突く。接戦には戻したようだが困ったものだ。おかげで株は大暴落だ。えらい損をさせてくれたな。どんな候補を持ってきても楽勝と思っていたのだろうが、官僚の若造では、永田にせメールの後ではイメージがだぶる。新鮮味がない。

余輩はかねてから政治家を官僚と代議士の二世からリクルートしてはならんと申しておる。

馬券だが、緑のランプがまだ点滅中である。確定!と声がかかるのはまだだ。万が一ということもある。余輩も千葉の県民だったことがあるが、全国屈指の金権体質を持つ政治風土である。加えて小沢一郎は田中角栄や金丸直伝の金権選挙のプロである。警察が各陣営の選挙違反を捜索しているだろうが一抹の不安を禁じえない。

自民党は候補者選びでもめて地元が盛り上がらなかったといううわさもある。とにかく、勝ちたければ来年の参議院選挙では官僚から候補者を選ばないことだ。同時に代議士二世からも選ばないほうがいい。代議士には後援会がついている。代議士と持ちつ持たれつの利益で結ばれている。オヤジがこけても、その組織をそっくり活用して利益誘導システムを温存したいのが後援会だ。やれ親父の跡取りだとか、夫の弔い合戦だとか言っているのはみんなそんな思惑を糊塗しているにすぎない。

二世議員は若いのに政界では比較的大きな顔をしていることがおおい。その理由はオヤジの見よう見まねで国会のなかのなんというか、ルールというか、そうそう、いうなれば江戸城中の作法や慣例を知っているということが強みになるんだろうな。殿中でござるよ。ようするに吉良上野介が浅野内匠頭をいじめるようなものだ。この間も杉村太蔵君がいびられた。

一方、官僚出身はというと、政官業の癒着に便利ということがまずある。国会答弁なんか代議士や大臣のゴーストライターをやっていたり、国会答弁の草案を作文していたからすぐ使えるというのだろう。同じ事を逆の立場でやればいいのだ。

こんなのは政治家ではない。無理に雇うとすれば、その知識を生かすには衆議院の事務局雇員か参議院のそれだろう。かって、大岡越前守は石川島に無宿者の人足寄せ場を作った。国会のなかに臨時に平成の寄せ場を作ったらどうだろう。官僚出身議員と二世議員を全部雇う。勿論二年とか三年とか期間を限ってだ。そして特技を生かしてもらう。

もっとも、そんなことをしたら、「そして誰もいなくなった」ということになるね。