東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

造反議員のオウンゴールだった

2006-04-26 21:04:13 | 社会・経済

去年9月の衆議院選挙で小泉自民党が大勝したのは、郵政民営化を口実に小泉追い落としをはかり、政局にしようとした造反議員のみっともなさのおかげでしたね。選挙は自民対民主でもなく、まして自民対野党という図式ではなかった。

自民党の小泉賛成派と反対派の争いだった。その反対派に極めつけのグズとアンポンタンが多かったので面白い見世物になったし、小泉首相の一方的勝利となった。剣呑だから誰とは直接的には言わない。こういえばいいかな。あの騒動で筋が通っていたのは平沼赳夫氏くらいだった。それにあんまりものを言わなかったということでかろうじて体面を保ったのは綿貫さんくらいだ。後はひどかった。国民は分かる。

今度の千葉七区の補選では全然そういう手は使えなかった。たしかにキャバクラ嬢のほうが庶民には『親しみ』(どんな親しみ?)がある。それにキャバクラ嬢というイメージが強烈でお互いの政策、争点が浮かび上がってこなかった。

以上からなにが分かるか。昨年の総選挙には、相当な特殊事情があった。今回の補選は必ずしも今後の国政選挙の先行指標とはならない。


教育基本法改正の前にやれることがある

2006-04-26 09:02:37 | 社会・経済

教育基本法の改正である。もう出したのかな。これから出すのかな。公明党と自民党で合意した妥協にまだ異論があるようだ。

改正は必要だし、出すならしっかりしたものにすることは必要だ。しかし、法律を改正しなくてもとっくに出来ることが山ほどある。法律さえ作ればいいというのは、法匪的、官僚的発想だ。

竹島しかり、尖閣しかり、東シナ海資源紛争しかり。領土に関わる問題は『愛国心』、『国民の理解』がなければ前進しない。

半島人が何かというと、日章旗を燃やす。日本の首相の似顔絵をテレビカメラの前で燃やす。何故正式に抗議しないのか。マスコミを通して半島の土人、愚民を批判しないのか。ぼんやりとした、小泉首相一流の不感症的コメントが出る。「この問題は冷静に対処しなければいけませんね」だとさ。

竹島は日本の領土であるという主張はどこにもない。問題点について、相手に論駁する指摘もない。これは若い日本国民に対するメッセージという意味もある。学校では教えない。これで日本の若者の無関心を責めることはできない。教育基本法を改正しなくても、問題が起こるたびに、シナ、朝鮮人が無礼な振る舞いに及ぶたびに、政治家がきちんと発言していけばいいのだ。逆に法律を改正しても政治家が今の態度のままだと効果はまったくないだろう。

「冷静に外交的に対処しなければいけない」だと。そんなことは自明なことだ。言う必要もない無意味な「言明」である。海外にも国民にもなにも伝えていない。問題は日本の主張を繰り返し国民に訴えることである。靖国問題でも似たような対応だ。態度だけは大きくぶれていない。小ブレはある。これがまた小手先の小細工という印象をあたえる。相手の非礼に対する抗議はなにもない。

相手はパーフォーマンスでやるのだが、日本のマスコミが馬鹿のようにかわり映えのしない絵を写すものだから、相手は得たりやおう、と毎度ご案内のシナ、半島人独特の「泣き女」を繰り出して芝居を演じる。

国旗を公衆の面前で焼かれて抗議しない政治家が日本以外でどこにいるのか。