1月25日の産経新聞に表記の記事がある。8400億円でラスベガスを抜いて世界一になれるらしい。それにくらべると日本のパチンコは俗に30兆円産業といわれる。どんな田舎の街に行っても一等地にパチンコ屋がある。銀行よりも、金融機関よりもいいところにパチンコ屋がある。鉄道なんかの新線が出来るとまず駅前にパチンコ屋が出来る。まるで西部劇の無法地帯だ。盛り場にまずあやしげな安酒場か出来ておたづね者や犯罪者や売春婦が集まってくる。
あきらかに世界の常識を破っている。21世紀のご時世になってどうしてパチンコ屋の新店舗が認められるのか不思議だ。パチンコ屋のけばけばしいネオンは都市の美観と品格を破壊する最大のものだ。
その騒音は犯罪的である。子供の教育や町の風紀に与える悪影響は言うまでも無い。賭博場は街中にあるべきものではない。30兆円と言うが毎年脱税産業の第一に名前があがり、正確な売り上げなどわからない。国税庁は零細自営業者やサラリーマンのささやかな確定申告をいじりまわすよりはパチンコ屋を徹底的に査察すべきだ。もっとも自民党を含めて政治家から妨害が入るからこわくてできないのだろう。それでサラリーマンをいじめる。
アメリカにラスヴェガスなみのギャンブル都市が他にあるのかな。あってもアトランティックシティなど規模はずっと小さいだろう。場所もいくつあるのかしらない。あっても10箇所もないだろう。いずれもラスヴェガスの規模にはおよばない。日本ではラスヴェガス並みのカジノを10箇所か20箇所つくってもいい。それでも8兆円から16兆円の売り上げ規模だ。
公営賭博の規模だが中央競馬は伸び悩んでいる。しばらく年間3兆円くらいで低迷しているらしい。地方公共団体が主催する全国の地方競馬の売り上げは中央競馬半分くらいだときいたことがある。統計が一般人には手にはいらないんだよね。競輪、競艇、オートレースなど全部合わせてどのくらいかな。5兆円にはいかないだろうね。パチンコを廃止すれば、カジノを作ったうえで、さらに公営ギャンブルの売り上げを倍増するのは容易だろう。夕張なんかはつくったらいい。子供は遊園地で、パパはカジノで遊ぶというわけだ。カジノは財務省の専門機関が運営すれば売り上げを正確に把握できるし大幅な税収入を期待できるだろう。
消費税なんか上げなくてもいいかもしれない。税率も高くしてもいいんだよ。ガラス張りの経理なら。競馬並みの25パーセントの税金にしたら大変な増収だ。
ところで自民党にカジノ検討小委員会というのがあるのを知ってた ? なんと委員長があの野田聖子だって。もっと確りした人物と入れ替えて本腰を入れてカジノ政策を作って欲しいね。特定郵便局を全国にばらまく感覚ではカジノは作れないよ。