東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

ハッキングされた日本の八百長文化

2007-02-21 09:18:44 | 社会・経済

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むかし、立川あたりの米軍基地にいた将校の家族が振袖を着てはしゃいでいたのを思い出す。最近はきちんとした着付けをしてくれる人がいるようで外人が和服を着てもそれなりの様をなしているが、昔は東西文化の仲介者がもっぱら「花町のおんな」だった。上は芸者と名のつくものから下はどぶ板横丁の日本人立ち入り禁止のあやしげなバーの酌婦だったりした。ハウスメイドというわけの分からないものもいたね。オンリーなんていうのもあった。

そういう米軍将校の夫人や娘の着物姿をみるとお化けを見ているような気がしたものだ。八百長という文化がある。外国人力士はこいつはいいやと思うんだろうね。あくまでもルーツは日本文化だ。しかしそれなりの暗黙のルールやたしなみ、はにかみがあったのは当然である。

しかし、外国人力士が一大グループを作るようになると、文化制度の便利なところだけ、いいとこどりをしてしまうからまるで様相が変ってしまう。哀れというも愚かなりである。ハワイ勢だけのころはまだ日本の伝統文化のなかに取り込まれていたが、最近はもういけないようだ。

今週の週刊現代だが話が段々古くなっていく。北の海理事長や前の理事長の二子山親方(初代若乃花)の八百長の話が出てくる。要するに角界では匿名条件ならこういう話をする人がいくらでもいるということだ。もっとも二子山親方の場合はプレイヤーではなくて親方として要所要所の大事な試合で八百長を指示し仕切っていたというわけだ。これが本来の八百長なんだな。

厩舎の馬みたいに親方の指示で八百長をしていたのが、時代の風潮と言うか親方を無視して力士同士で好き勝手をするようになったわけだ。嘆かわしいことだ。

これを読むと古来名勝負といわれたものは仕組まれたものが多い。だから名勝負として記憶に残る。わたしの理論とも一致する。長島茂雄ではないがまさにメークドラマだ。仕組まなければプロスポーツの興行で客が呼べるものではない。NHKをはじめとする太鼓持ちがはやし立てるから大衆はいやがうえにも盛り上がる。

わたしは八百長がいけないといっているのではない。ウソをつくのがいけないというのだ。良い子に教育効果があるといって財団法人の特典を与えるのがいけないといっているのだ。それと、相撲賭博というものが現にあれば(あるに違いないが)、八百長をしていては公正な賭博が成り立たないといっている。八百長を根絶するには強大な権力と能力を持った監視機構を作る必要がある。こういうカネのかかる組織を運営するためには大義名分がいる。賭博の公正を保つためとすれば大義名分はたつ。石原慎太郎君、三期目には両国場所でトトでもトトカルチョでも何でもいいから賭博を開帳したまえ。

週刊現代はいつまでたっても匿名の証言だけだね。証拠はそろっているのかな。法廷用にとってあるのかもしれない。二子山親方や北の湖が原告団に名を連ねるのか楽しみである。

書きかけ、