@代理母と向井亜紀の私契約が優先する実態があるのか。@
これは向井亜紀側の責任なのか、マスコミの不勉強なのか分かりませんが、この種の報道をする時は判断に必要なデータを一緒に出してもらわないと困るのです。彼女の宣伝を聞いていると、代理出産を認めるのが世界の大勢のように言ってますが本当ですか。今度の代理母はネバダ州の女性のようですが、アメリカでもごく一部の州でしか行われていないと聞きましたがどうですか。
子供達はアメリカ国籍だそうですが、なぜか。こんなことは常識なんでしょうがワタシは無学なので教えてください。いわゆる出生地主義でアメリカ国籍なんですかね。しかしおかしなことがある。
向井亜紀と代理母との間には契約があるそうで、これは向井亜紀が言っていることですが、代理母は実母としての権利も義務も放棄しているというのです。これは特別養子縁組の手続きで代理母が実母としてまず権利法規をする手続きをする必要があるそうですが、代理母が契約ですでに権利放棄をしているのでそんなことは出来ないという説明をしていました。実はこれもおかしい。私契約で放棄しているなら、今度は日本の法律制度の要請でもう一度それを確認するために手続きをするのはむしろ自然な流れでしょう。
向井亜紀と代理母との契約(私人同士の契約)で実母の権利を放棄することが出来るとすると、アメリカの法律なんか関係ないことになる。それともこの契約はネバダ州の承認が必要なんですか。そんな馬鹿げたことはない。それならどちらかに法律で定めてあるはずで矛盾した話です。契約をするということは卵子母、分娩母のどちらも双方の合意があれば実母になれるということですから、法律や州政府の承認手続きが出てくる幕はないのです。
もし、州政府が契約書の提出を求めているとすれば、純然たる記録のための提出要請でしょう。
アメリカには該当する法律がない。だから私契約が有効なのです。アメリカに厳密な家族関係の法律があるならそれに従わなければなりません。アメリカには法律がないから私契約でカバーしているのでしょう。
向井亜紀が二言目には、日本の法律をはっきりさせろ、と傲慢に言っていますが、そもそもネバダ州に明確な家族法がないから今回のような無茶苦茶なことが出来るのではありませんか。
そういえば、ネバダ州のラスベガスは安直に法的な離婚が出来るというので浮気者や淫行者の利用者が沢山いるので有名なところです。先進的でもなんでもない。日本と違って法律が不備なだけです。向井亜紀さん、あんたも代理母と交わした契約で「私契約上の実母であること」に満足しなさい。これ以上忙しい司法の手を煩わしさんな。
それから、よく考えなさいよ、向井さん。私契約で実母が決まるなら、契約によっては分娩した個体が実母となることも可能なのですよ。分かった? 両方可能だから契約で明確にするのです。こんないい加減で曖昧な現状を法律が追認出来ますか? 子供でも分かる理屈です。