今日は町が馬鹿に騒々しい。統一地方選挙とかで区議会やら市議会の議員選挙で入れ替わり立ち代り選挙カーのスピーカーががなりたてる。都知事選挙は静かだった。テレビではにぎやかだったけどね。衆議院選挙も結構うるさいが、村会議員レベルの選挙が一番騒々しい。何故だろうって考えてみたんだね。
議員の数が多すぎるんだね。せいぜい700票も集めればどこでも当選だろう。場所によっては300票で当選じゃないの。議員の数が多すぎるからだ。区議会なんて定員はいくらなの。50人以上いるんじゃないか。区議会議員なんていうのは10人未満でよろしい。千人未満の投票数で当選できるなら、押し込み強盗みたいな騒音強盗で濃厚な密着戦術をすれば、オイラもアタイも当選できるかもしれないと思うから恥も外聞もなくがなりたてるんだろうね。
この辺のさじ加減が面白い。あまり直接政治に市民が近くなると腐敗の原因となる。議員の人数が増えれば、議員の質も低下する。そして次に来るのが悪貨が良貨を駆逐する現象である。直接住民が政治に参加する、つまり政治への関与の濃度をたかくするのが理想ならすべて住民投票をすればいい。インターネットが発達した社会では不可能なことではない。間接代表性にするなら、末端の地方選挙でも一人の議員が代表する選挙民は最低でも1万人以上とすべきだろう。
そこで、選挙民の作法を提案しよう。騒音を撒き散らしていると感じたら候補者の名前を控えておく。長いリストになるだろうが、それをもって投票所に行く。そしてリストにある候補者以外に投票する。目ぼしい候補がいなければ投票しなければよろしい。
あと、地盤で勝負する候補には投票してはいけない。二世議員などというものには絶対投票してはいけない。後援会組織の存在が、日本の政治がいつまでも未成熟な原因である。
あと、騒音対策であるが、町で騒音車を見かけたら唇に人差し指を当ててダマレと指示することだ。あるいは手のひらを下に向けて両手をふり下ろす。ボリュームを下げろと指示するのだ。これもはっきりと何回もしないと、馬鹿な候補者は応援と一人合点して「ご声援有難うございます」と金切り声をあげる。絶対に目を合わせてはいけない。そうして上のジェスチュアはオーバーにはっきりとやろう。
ついでに国政選挙であるが、これも多すぎる。まず参議院は直ちに廃止すべきだろう。衆議院は定員を理想では200人としたい。しかし、日本は大国である。とりあえず、300人まで減らしなさい。江戸時代には三百諸侯などと申してな。