東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

相撲協会は秘密結社か

2008-10-06 23:59:50 | インポート

1022号==>世界の秘密結社ではフリーメーソンが有名だ。秘密結社の特徴は隠者の集団ではないということだ。メンバーは一般社会の表面で活躍している。特に各分野で指導的立場にいる人たちが多い。学会、政界、経済界、芸術の世界にもいるだろう。とくに政界、経済界のトップが多い。

しかも彼らは秘密結社のメンバーであることを世間に明らかにしないし、その目的や活動を世間に公表しない。秘密を破るメンバーには死を与える(かっては言葉通りの意味で。現在でもそうかもしれない)。

日本相撲協会に属する力士たちはある面では秘密結社に似ている。もちろん彼らは政治的な目的があるわけではないが、彼らの間で行われている「八百長」には平然としらを切りとおす(何らの倫理的な罪悪感もなしに)。

内幕を暴露すれば突然死が訪れる。かっての大鳴門親方のように。

秘密結社というのは外部には平然とうそをつく。あきらかに事実に反することも、認めない。外部にもらせば厳しい制裁が待っている。

大相撲の世界が秘密結社に似ているもう一つの点は、秘密の外部への公表の禁止に加えて、内部の慣習、取り決めに従わないものに対する容赦のない制裁である。

琴欧州のひざ、黒海の膝、バルトの膝の怪我がその証拠である。みな制裁を受けて秘密結社のルールに従うようになる。

今日発売の週刊現代に「若の鵬」の告発記事が出ているがなかなか「よくできている」。彼は東欧勢の先輩の前例を見ているから比較的簡単に八百長の世界に入ったのである。

モンゴル勢に怪我がないのはなぜか。彼らは集団である。音頭をとる者がいれば比較的スムースに八百長になじむと思われる。またモンゴル社会も東洋社会で日本と同じように八百長文化があるのかもしれない。

かって、外人勢と言うと小錦、曙、武蔵丸のハワイ勢がいたがみなけがに苦しんだ。けがは彼らの体質、相撲の取り口によると説明されることが多いがそうだったのだろうか。考えるべき点である。

彼らの前には高見山がいた。彼はその相撲ぶりとは違って性格はいたって大人しい。師匠にいわれるままに相撲社会のおきてにしたがったのだろう。けがは少なかった。

相撲取りは殺人機械である。ガチンコでは最近の外国勢にかなわなくても、いろいろと伝統の技(禁止技)を知っている。相手に怪我をさせようとおもえば、観客に分からないように危険な技(柔道でいえば関節技か)をしかけるのだろう。

八百長になじんだ外国勢のお国ぶり >>

欧州勢:なぜかその後相撲がなげやりになる。

モンゴル勢:徒党を組んで傍若無人になる。これが今回の朝青龍の騒ぎとなった。

+ そういえば露鵬と白露山のロシア人兄弟も幕内上位まで駆け上った後で膝、肘を故障したね。週刊現代は彼らにも語らせるべきだろう。けがをした後でがらりと相撲の取り方が変わった。