膨大な債権を放棄してもらったんだから、あまり大きな顔をしてもらっても困るんだが。それにしても、年間利益の桁が違うんだね。すごいというか、どうか。
いくらリストラをして各部門で合理化をしたといっても一年や二年で二千億円も利益が出るなんて、かって航空産業が高度成長期でブームであった時でもなかったことだ。
まして、今は不況の只中だし、航空輸送業界をとっても、全日空の例と比較してもべらぼうな利益だ。驚くね。
稲盛は天才か、手品師か。もしこの経営の変容が説明がつくものなら、次に絶対にやらなければならないことがある。
すなわち、この改善の差異が説明のつくものなら、旧日航の経営陣はさらに厳しく裁かれるべきだ。無能、背任の罪で市中引き回しのうえ、厳しくお仕置きしなければならない。
さらにこういう可能性もある。儲かったはずの利益はどこに消えたのか。はっきりと言えば計画的にどこの流したのか。隠したのか。
胡散臭い子会社ネットワークを使って社外に流していたのか。
政治家、フィクサーに吸い取られていたのか。
要するにこの様変わりは出ていた利益が隠匿されず表に出てきたと考えるのが妥当である。旧日航の経営者、社員がそれほどまでに無能でバカだったわけでもあるまい。ある程度はバカであるにしてもだ。
社外へ流された金のチャネルとしてかってこのブログでアメリカのボーイング、産軍共同体経由を示唆したことがある。
一人前のマスコミならこの辺ももう一度洗いなおしてみたまえ。