東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

保守論客の質

2012-08-12 23:05:30 | 社会・経済
うまく言えないのですが、『保守論客』の質が低下している。と言っても、網羅的に見ている訳ではないからアカデミックな分析ではない。それに左派陣営に比べてというようなものではない。保守論文もあまり読まない、まして左ちゃんはまったく読まないので、何々に比較してという論評は出来ない。

昔から保守派はいるわけですが、勢いづいてきたのは1980年代のような記憶がある。つまり私のような傍観者にも町の書店で目に触れるその手の書籍、雑誌が増えてきたのは。

それから随分になる。本来こういう精神運動はパイオニアの段階をすぎると洗練され進化し深化してくるものですが、年々低劣化しているように思える。悪貨が良貨を駆逐しているように見える。

ネトウヨを善導するためには、有無を言わさず相手を信服させるものが無ければならない。相手の琴線にふれるものがなければならない。そういう思想家がいないようです。

パイオニアには許され多めに見られる思想の未完成は後継者には認められないのです。