東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

歌人武将石原慎太郎は頼朝たりうるか

2012-11-05 10:23:45 | 国際・政治
歌人武将源三位頼政こと石原慎太郎は頼朝たりうるか。

それとも、頼政のように老人性突発的暴走に終わるか。

ひとえにオーガナイザーとしての能力に影響されるだろう。それと手持ちの駒の能力にも影響される。あまり楽観的にはなれない。

石原氏の蜂起は頼政と似ていると再三書いたが、もう一つ類似点があった。息子である。

頼政の蜂起は12世紀の当時からどう解釈したらいいのか世間を悩ませたのである。

歌人として、また源氏(マイノリテイ)出身の政治家として平家支配のもとで可能な限りの出世を果たした武将が何故世間を驚かせたのか。

平家物語の作者は息子が原因とほのめかしている。すなわち息子の仲綱(だったかな)が平家のどら息子たちに自慢の愛馬を強請り取られたのを恨んだというのである。理屈としては弱いがそのくらいしか平家物語の作者は思いつかなかったらしい。

今回の石原氏も息子が自民党の総裁候補の間はおとなしかったが、その芽が無くなったとたんに飛び出してきたというタイミングはある。因果関係はまた別である。なんだか源仲綱に似ている。




石原新党観察記

2012-11-05 08:50:24 | 国際・政治
観察なんて大げさなものではないが、一般日本人の政界知識の半分くらいしか持っていない下拙の最近の印象といったところとご了解ありたい。

わざわざ老人二人が京都に行ったらしい。長幼の序をしらないな。場所もよくない、もと長州屋敷あとのホテルで会ったらしい。石原さんがげんを担いだとニュースで言っていたが、これがまずかったな。やるなら薩摩屋敷のあとじゃなくちゃ。

司馬遼太郎という少女小説作家の読み過ぎで維新の歴史を知らなすぎる日本人が多い。

橋下が世代が違うとか、感覚が会わないとか、なんと言ったか憶えていないが、それにタグイするようなことをいっていたが、落ち着いて考えるとたしかに「立ち上がれ日本」のメンバーというのは妙だ。橋下が警戒するのも分かるような気がする。

真性保守というが日頃の言動からなるほどとおもうのは、(平均的日本人以下の政治知識を持つオイラの観点から)、平沼さんくらいじゃないか。一致するのは年代くらい。気が合うとか従来からの関係で集まっているような印象である。

石原さんの考えに近い(完全合致は無理としても)政治家はもっと若い世代にもいるが、どうして一緒にならないのだろうと、これは普段あまり考えたことは無いが、橋下がヤケに警戒するから気が付いたわけだ。

天一坊橋下は明らかに保守ではない。一見保守的で保守陣営の共感をうるヌエ性は小泉純一郎と同じだ。彼の靖国参拝が保守の支持を固めたのと同じで、小泉は保守でもなんでもない。オイラなんかは彼の「靖国参拝」は為にする行為と理解している。

橋下が君が代の斉唱を守らせたり、起立させたりするのは、法律、条例、行政の方針に反するからで、法律遵守という司法労働者の観点からにすぎない。これを保守と見誤ると大変なことになる。

石原さんの蜂起が凋落傾向にあった維新の会を活性化、浮上させたことは皮肉である。もっともこれはお互い様かな。

とすると、合流することにはこだわっていなくて、人目を引きたくてショーをしているだけか。