東方のあけぼの

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体育部活が人格形成ってありうる考えなの

2013-01-27 09:39:24 | 国際・政治
今朝のフジテレビで体罰問題の討論会をやっていた。わりとまともなことをいう連中が多くてこの種の番組では異例だった。しかし、断片的な発言ばかりで、しかも延々と続くものだから8時半頃テレビを切ってしまった。

宗文州という人かな帰化人か、滞日中国人か、彼の発言がまともな感覚をもっているな、と感じだ。ああいうストレートというか素直な発言が出来る人間はテレビ人間には少ないね。彼の政治的発言はどうなのか、知らないが、今日はよかった。

学生に対するインタビューとか母親に対するインタビューがあったが、女子生徒が体育会の指導者が、人格形成をしてくれると言っていたが、猛烈な違和感と言うか、狂人の戯言のように聞こえた。これは体育部活を擁護し、なかんずく体罰を擁護するときによく聞く言葉だが、ナンセンスというか、言う方の知能を疑う。

生活指導やら、人格形成を欲するなら、修身、道徳教育に求めるのが当然だ。部活の指導に求めるという狂人の発想にはついていけない。

しかし、ある母親のインタビューでは、部活を止めようとしたら、教師に「いま止めたら逃げることになる」と退部届けを受理しなかったという。こういう教師こそ、ヤクザと同じで即刻逮捕処罰すべきだろう。もっともこういうのが多いらしいね、側聞するところによると。

それと、議論の中で家庭での教育が出てこなかったのも日本社会のゆがみそのものだろうね。しつけ、道徳教育、人格形成は基本的に家庭で行うべきものだ、という当たり前の考え方が反発される異常な社会である。日本は。

幼稚園、小中学あたりは家庭が最大の教育場所だよ。それも母親の。今では銭が欲しくて共稼ぎにうつつを抜かしている。いつか、ある母親が学校にしつけの責任があるようなことを言っていたので、それは家庭の責任ですよ、と言ったことが有る。そうしたら、テロリストを見るような目で睨みつけられた。いやはや。

女性の社会進出だとか、男女共同参画だとか、それで銭が入れば海外旅行だ、エステだ、パチンコだとなる。

体育部活はしつけや礼儀作法を教えてくれるとインタビューに答えた女子高生はどういう珍種なんだろうね。

そして高校生ともなれば、社会との関係、人との関係で悩むことが多くなるだろうが、基本的にはもう自分で模索する時期だ。本を読むのもいいだろう。もっとも、スピリチュアル系、精神世界ものは絶対駄目だよ。自分が決定的に破壊される。哲学書を読むのもいいだろうし、禅の本でもいいだろう。昔はそうしたものだ。

体育会の部活で人生の悩みを解決しようなんてのは、下の下である。

ようするに、強くなってスポーツでゼニを稼ぎたいのだろう。親も自分も。

それと体罰を加える教師を見ると、ごく若いのが多い。要するに上記したような異常な最近の日本の環境で悪洗礼を受けた世代が体罰教師になるようだ。