東方のあけぼの

政治、経済、外交、社会現象に付いての観察

米中会談の長さ

2013-06-09 09:15:28 | 国際・政治
パームスプリング?での米中会談の長さを喋喋するテレビが多い。長いから親密とかアメリカが重視しているとかいうわけだ。

会談の長さを決める変数は以下のようなものだろう。

* 長さは深刻な対立する懸案事項の多さに比例する。

* 懸案事項それぞれの解決不能性の高さに比例する。

* 独裁国家でトップだけが決定に加われる。すなわち日米のように官僚レベルでほとんどの詰めが出来る間柄、政治の仕組みの完成度がない。

* 滅多に会わない。従って会った時に出来るだけ多くのことを話し合おうとする。

* もともと相手の思考方法が特異であり、真意を確かめるためには相当な時間がかかる。

など。

二日間の日程をアメリカが設定したのには色々な背景があろう。

以上のことは米中会談の危険性を(日本にとっての)排除するものではない。

表に出ない会談内容についての、日本政府の情報収集能力が問われる。そうした情報は公表する必要は無い。日本には反日日本人が溢れているわけで、彼らを利する必要もない。